秩父錦特別純米酒

地元と呼ぶには少々遠いが、埼玉県の最西部の秩父の名酒を買ってみた。蔵元は寛延二年創業というから、西暦で云うと1749年で今年で262年目? 日本でどれくらい古いか分からぬが、ラベルに銘があるくらいだから東日本じゃかなり古い部類に入るのだろう。
この酒を呑んでみて、「純米酒ってどんな味だっけ?」そんな疑問が、今更ながら浮かんで来た。この酒は、芳醇と云うよりも若々しく、酸味が舌先から2cmくらいのところにしばらく残る。普段よく云う「雑味」とは感じないが、妙に気になる。はっ、と思ったのが「燗酒向きか?」と云う事。
裏ラベルには、冷やからぬる燗向き、どちらかと云うと冷や向きと書かれているが、冷たいより温かい方が合いそう。いつも、常温で飲んでいるので今回もそうなのだが、この酒はぬる燗くらいがちょうど良いのかも知れない。それならば、酸味も程よく飛んで甘味も生きてくるだろう。
ある意味、個性がはっきりしてるんだなぁと思う。
純米酒だが、サラリとしており常温でもじわりと旨味を感じる。機会があれば、次回はぬる燗を試してみたい。そう思った。
株式会社矢尾本店 埼玉県秩父市別所字久保ノ入1432番地
http://www.yao.co.jp/
原材料: 米(美山錦100%)・米こうじ 精米歩合: 60%
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