木綿屋男山 寒酒

これは北海道旭川にある、本家男山の本醸造。
久しぶりに、酒らしい酒を飲んだなぁと云う気分。これまでも何銘柄か書いて来た、吟醸酒のような純米酒。それらはなんか違うなぁ、と云う印象が強かった。純米酒なら純米酒らしくせいっ!! そんな感じ。淡麗な純米酒は「吟醸酒」でしょう、純米酒に「淡麗」なんて文字を入れる必要は無いと云うか、作らなくて良い。
そんなに「純米」と云う文字がありがたいのか!? 醸造アルコールを添加しても、酒造りが上手ならば旨い酒はいくらでも作れるもの。「純米淡麗」なんて、ごまかしの様でいただけない。
そんな、ごまかし的な酒が増えたなか、この寒酒は本醸造ながら飲ませてくれる。醸造アルコール添加ながら、いっさいアルコール臭くなく雑味無く旨味が豊かでさっぱりしている。甘口にしているとありながら、べたべたとした後味は無く、とても四合1000円以下で飲める酒とは思えないほど旨い。
やれば出来るんだよなぁ?と云うのが、本当にひと言の感想だ。
他の多くの酒蔵も見習って欲しい、そう思う逸品だ。
木綿屋男山本家 男山株式会社 北海道旭川市永山二条七丁目
原材料: 米・米こうじ・醸造アルコール 精米歩合: 60% 日本酒度: -2 酸度: 1.3 アミノ酸: 0.8
アルコール分: 13度
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