自転車正面衝突-2
事故話しの続き…
小学生君のヘッドパッドを受け、瞬間的にも記憶を飛ばしたわけではない。衝突直前からの、目前の光景は今もありありと覚えている。
ブロック塀の切れ目から、自分のポジションよりも低い位置から黒っぽい塊が飛び出て来た。瞬間的に対向車である事を判断できた。そして、とっさのフルブレーキング。結局それも間に合わず、前方斜めから突っ込まれた。
小学生君の自転車のフロントタイヤが、僕の自転車のフレームにぶつかり勢いが止まったのだろう。だが、運動量保存則に従い小学生君の身体は前方へ飛ぶ。その飛んで来る姿は衝突の瞬間まで見えていた。黒い物体が右目の目前に…
「ガイ?ン!!」なのか「バコ?ン!!」なのか? どんな擬音が当てはまるか判らない。次の瞬間、目に入ったのが小学生君がもんどりうって尻餅をついている姿。「ぎゃぁ?」なのか「痛てぇ?」なのか、とにかく騒ぐ相手。この辺りから、相手が子供である事に気付く。そして、自分は転ばず自身の自転車を跨ぐように中腰でいる事を。次の瞬間、右目付近に痛みが走り、グローブをしたままの右手で右目付近を覆う。
ズキンズキン! と鈍い痛み。~⏋字型に腰を90°ほど折った状態で痛みを堪えていると、右手の隙間から血がポトッポトッと滴ってくる。わずか1?2分と思われる間に、直下のアスファルトに直径10cmほどの血だまりが出来る。
その頃になって、少し冷静さを取り戻した少年が「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」と、僕の事を心配して声をかけてくる。見える左目を向けると、小学生君の右のおでこにたんこぶが出来ている。その両目はすでにもう、泣きはらしたような状態だ。
「大丈夫大丈夫。君は怪我ないか?」と声をかけるも、血だらけの人間の言葉にゃ説得力はないか…
以降の事は、先に書いた通りの事。
小学生君のヘッドパッドを受け、瞬間的にも記憶を飛ばしたわけではない。衝突直前からの、目前の光景は今もありありと覚えている。
ブロック塀の切れ目から、自分のポジションよりも低い位置から黒っぽい塊が飛び出て来た。瞬間的に対向車である事を判断できた。そして、とっさのフルブレーキング。結局それも間に合わず、前方斜めから突っ込まれた。
小学生君の自転車のフロントタイヤが、僕の自転車のフレームにぶつかり勢いが止まったのだろう。だが、運動量保存則に従い小学生君の身体は前方へ飛ぶ。その飛んで来る姿は衝突の瞬間まで見えていた。黒い物体が右目の目前に…
「ガイ?ン!!」なのか「バコ?ン!!」なのか? どんな擬音が当てはまるか判らない。次の瞬間、目に入ったのが小学生君がもんどりうって尻餅をついている姿。「ぎゃぁ?」なのか「痛てぇ?」なのか、とにかく騒ぐ相手。この辺りから、相手が子供である事に気付く。そして、自分は転ばず自身の自転車を跨ぐように中腰でいる事を。次の瞬間、右目付近に痛みが走り、グローブをしたままの右手で右目付近を覆う。
ズキンズキン! と鈍い痛み。~⏋字型に腰を90°ほど折った状態で痛みを堪えていると、右手の隙間から血がポトッポトッと滴ってくる。わずか1?2分と思われる間に、直下のアスファルトに直径10cmほどの血だまりが出来る。
その頃になって、少し冷静さを取り戻した少年が「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」と、僕の事を心配して声をかけてくる。見える左目を向けると、小学生君の右のおでこにたんこぶが出来ている。その両目はすでにもう、泣きはらしたような状態だ。
「大丈夫大丈夫。君は怪我ないか?」と声をかけるも、血だらけの人間の言葉にゃ説得力はないか…
以降の事は、先に書いた通りの事。
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