STARTREK

この夏まで上映していた、新作の劇場版スタートレックのDVDを購入した。付録にエンタープライズの模型が付いていたからだ。
それぞれ設定の違うシリーズ同士を比較することは出来ないが、ジェームス・T・カークが主人公の作品をTVからこの最新作まで比較して行くと、作品ごとにまったく別物であることが判る。ヴィジャーが登場する劇場版第一作は、むかしのTVシリーズとは作品の内容だけでなく、登場キャラクターのモチベーションからして別物だ。本作品は、設定からしてパラレルワールドー公開も終わりDVDも発売されたので、少々ネタバレになるかもしれないが内容を語るーの世界だから、同じ人物のはずがない。
演技はダイコンでも、どこか品のあったウィリアム・シャトナーと比べれば、とことん粗野なクリス・パイン。顔だちが似ていてジャストフィットなキャスティングのサッカリー・クイントは、TVシリーズのHERO'Sとは違う凶暴さを発揮してくれている。バルカン人なんですけどね、混血の証拠?
映画として成功したかはともかく、今後も長く続く人気作と考えた場合、新しい血を入れる作業としては成功していると思う。劇場用映画として、過去のSTARTREKシリーズのどれよりも出来は良い。旧作ファンの存在を無視できず、ニモイ・スポックを登場させざる終えなかったのは残念なところだが…
ストーリーの根幹は、長いシリーズだけに幅広い年齢層のファンがいるので、これ以上書かない。ただ一点、設定部として、エンタープライズが地上から飛び立つ姿が想像できない。スクリーン上でも描かれていない。やはり無理だよなぁ、あの形状では。ストーリーはともかくメカニカルなものを描いた部分では、かなり無理なシーンが多いのだ。書き出したら、あまりに多いので「沢山ある」とだけしておく。
キャラクターたちの活躍シーンは随所にあったの。相手は大物だったゆえ、エンタープライズが航宙艦としてあと少し派手な活躍をしてくれていたら。そう考えずにはいられなかった。トレッキーの一人として。
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