アイバンラーメン

もう何年も前から、カップラーメンに有名店のラーメンを冠した製品がこれでもかと多数発売されてる。その内の半分くらいは購入食してきたと思うが、およそ目隠しされて「××のラーメン!!」と判るカップ麺に出会った事はない。似せているのかもしれないが、結論としては似て非なるものでしかない。しょせんはインスタント、麺質を捨ててかかってスープだけに焦点を絞っても、店で作っている方法と同じ製法はとれないだろうし、粉末にされた時点で味は変わる。液体スープでもおそらく変質するでしょう。
以前TVで、北海道の十勝のメーカーに、口にしたスープを全て再現できる職人みたいな人がいるという番組があった。観ていると、再現と云っても各種の化調を調合して似せているだけでしかない。実際に、そのメーカーのカップ麺を食べてみた事があるが、はっきりいって化調まみれ!! 有名店の再現には遠く及ばず、かえって普通のカップ麺より不味かった。
天然食材から出汁をとったスープを、化調の調合で再現できると云う考え方が間違っている。インスタント麺のメーカーが、もし有名ラーメン店のラーメンを再現したいのなら、全てを天然食材に由来した出汁をとるしかない。店ごと買い取り店主に作らせる? そんな事をしても、おそらく再現は出来まい。店主が買い取りに従い、同じスープを作るはずがない。そんな事をするくらいなら、自分の店を苦労して出し維持するはずはないだろうから…
で、このIvan Ramen。ニューヨーカーが作ったものと、まったく頭に浮かぶ事なく、節ベース、それもおそらく鰹節? 塩はやはり基本は魚介ベースのスープなのだ。スープを飲み干した後、どんぶりの底に残る粉状のものは魚粉に違いなく、上記したようないい加減なメーカーと違い、天然食材に材料を見いだしているよう。メーカーは、サッポロ一番で有名なサンヨー食品。インスタント麺においては、日清食品・明星食品と並んで老舗三羽烏と表して良いのではないか? マルちゃんの東洋水産とかあるが、御三家と云ったら「チキンラーメン・チャルメラ・サッポロ一番」これでしょう!!
(;^_^ アイバンの実店で食べた事がありません。だから、このカップ麺がどれだけ似ているか判りません。だが、カップ麺としてはそこそこ旨かった!
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