國稀

東京に住んでいても、都心のデパートなり銘柄を揃えている売り場でないとなかなか入手困難な酒のひとつが、北海道でもローカルな増毛町にある國稀酒造の酒だ。
北海道の北西部、有名な利尻・礼文2島の南にずっと小さな島、観光で行った事がある焼尻・天売の2島がある。この2島へ行くには、札幌からは留萌を抜け羽幌から船で渡るわけだが、中継の留萌市を少し南に下った先の海沿いにあるのが増毛町。札幌からはなかなか行きにくい場所にあるが、國稀は歴史ある酒蔵で日本最北にあり本格的なラインナップで銘酒を製造している。
國稀が「鬼ころし」銘柄を造っているとは酒蔵に行った時にも気付かなかったが、今回はスーパーで発見し買ってみた。
度数はやや高めだが、飲み口はすっきり軽く気がつけば「鬼もころっと」といってしまうかもしれぬ。「鬼ころし」はそんな酒か?
元来、日本酒度の表示は信用しない。この鬼ころしも+10以上と表記され「きりっと辛口」とあるが、基本的には甘味を感じるのが日本酒だ。この鬼ころしも例外ではないが、ベタベタした後味は無くさわやかな口当たりで、どんな料理とも合いそうだ。食中酒に最適かもしれない。
國稀酒造株式会社 北海道増毛町稲葉町1-17
原材料: 米・麹・醸造アルコール 精米歩合: 65% アルコール分: 17?18%
日本酒度: +10?12 酸度: 1.3?1.5
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