光麺 池袋本店

「東京豚骨ラーメン」の発祥がらしいが開店から今年で丸21年になるこの店と知ったのはつい最近のこと。
光麺の近所 "屯ちん" でも「東京豚骨ラーメンってなに?」と思っていたが、どうやらそう言うことで比較最近の産物ということらしい。
池袋に一番出入りしてたのは30年も前だから、どこへ行ても「東京豚骨ラーメン」なんか無かったわけなのだ。
でも、20年のうちに東京都下へ少しずつ侵食しポピュラーになりつつあるようだ。
知人宅での夜通し忘年会。
仮眠をとって昼過ぎに、帰宅路の通過点の池袋で突然、孤独のグルメの五郎ではないが一瞬立ち尽くした。
「お腹が減ったぁ・・・」と胃袋のつぶやきが・・・。
東口だとサンシャイン方面に旨いラーメン店がいくつもあることを知っている。
が、寝不足で結構ヘロヘロだし「近場で」ってことで思い出したのがここ光麺。
過去に2度ほど入ってるが、ラーメンの印象はもう残ってない。
2階席もある!?前もそうだった???
何年も空いてるから記憶にない。
内装に変化はあるかもだが、1階の雰囲気は記憶にあるような感じ。
そうだとすると結構キレイにがんばっているのかも。
ガツッと食っておきたかったので「熟成光麺・肉盛り」を注文。
このメニューは低温調理のローストポークだという。
ビーフは一般的だがポークはいかに?

お店がHP等で提供している写真と比べると、ローストポークの色味が違うことが目立つ。
お店のはもう少し赤みがある。味にどう影響するかは分からない。
焼き系・煮系とは違う、生肉の持つ弾力性を残しているところはいかにもローストっぽい。
結構な量がトッピングされているので、ローストポークとしは結構楽しめるかな。
スープは屯ちんよりも黄味が強く、一見すると味噌ラーメンか?なんて感じ。
拍子切りのメンマは太いのにトコトコ柔らかで味付けも旨い。
スープは「東京豚骨ラーメン」を冠する店共通か?
マイルドで甘みが強い。
旨い。
でも、そこに何か足りない感じが・・・。
他の店の「東京豚骨ラーメン」を並べられブラインドテイスティングしても、光麺を当てる自信はない。
開店当時は行列が続いていたと記憶する光麺。
でも、行列では今や近所のライバル店に負けている。
まぁ勝ちゃいいと言うわけでもないが・・・。
行列で負ける理由には店のキャパが大きいという事と、個性で負けてるってことが考えられる。
後者の方に思えるなぁ〜。
一杯のインパクトを取るか、何年も通える安定していて安心できる味が良いのか?
だから行列長さが、その店の旨さの証明というわけでは決してない。
ただ、池袋でラーメンを食べに行く際に、光麺を思い浮かべる強さがないかな、と言うことか。
旨い一杯だったが、一つだけ難点を挙げるとしたら、
「トッピングが下手くそ」
ローストポークをもっと均等に広げるべきだし、海苔を半分以上スープに浸しちゃダメ。
刻み葱ももう少し増量し、トッピングの中心に散らばした方が見栄えが良いように思うが・・。
あと一点、料理以外のこととして「レンゲがなぜ金属なの?」ということ。
冷麺じゃあるまいし、熱いラーメンを食べさすのに金属レンゲでは猫舌の人がやげとする可能性もある。
ちょっとした気遣いと丁寧な仕事、現状の光麺本店にはそこが足りないように思う。
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