板そば喜右衛門 in 厚木

蕎麦が板の上に載ってくるって事で有名らしいこの店。
確かに他のお客の目の前には、漆塗り?のでっかい板の上に盛られた蕎麦があったりして、本当だ。
「板そば喜右衛門」は本厚木駅からちょっと離れた住宅街にある。
駐車場は台数を含めて完備なので、車でのアクセスはまず問題ないところ。
しかし、徒歩だとどう歩いても駅から15分はかかるから時間にゆとりを持っていくといい。
店内は手前側半分がテーブル席。
玄関正面、奥側の右半分が厨房で左半分が座敷になっている。
右側手前の玄関脇には「自動製粉機」とでも呼ぶべき電動の石臼があり、黙々と(笑)蕎麦粉を製粉している。

テーブル席に着席。
板そばが名物なのだろうが、ここは人気の「きざみ鴨せいろ」の大盛りを注文する。
鴨汁と言えど並で970円する「きざみ鴨せいろ」は一瞬高くも感じるが、2枚の小振りなせいろに盛られた蕎麦は量も充分。
大食らいでなければ満足できそうで、コスパは結構良いほうに思える。
まぁ、自分は160円プラスの大盛りにしたけどね(汗
ちなみに大盛りの場合はせいろが3枚になる。1.5倍という事。

きざみ鴨せいろの場合、蕎麦粉はもちろんと言うか地粉感の強い田舎蕎麦。
上記した「自動製粉機」は高機能で、上部のロートに蕎麦のみを入れておくと石臼が自動的に製粉し、落ちた粉は目の荒さが違う数種類のふるいを通して柄と粉が分別される構造になっている。
「ふるい」の種類を変えれば当然の事、分別できる粉の番手が変わるわけでしょう。
鴨の風味に負け無い地粉感のある田舎蕎麦に仕上がっていると思う。
板そば喜右衛門の「きざみ鴨せいろ」、蕎麦そのものは香りも強く汁に付けずに食べても大変美味い。
では汁の方はと言うと、鴨の出汁がよく効き自然の甘みが甘みとなってる上等な鴨汁。
鴨肉が5mm角程度のサイコロ状に刻まれているから、肉の硬さを感じず食べやすいし出汁も出やすい。
欠点としては蕎麦猪口が小さすぎるでしょ、って事。
もともと熱々の汁だから、猪口を手に持って食べるわけにはいか無い。
・・・いか無いのだが、猪口が小さいがためか、サービスし過ぎで擦り切りまで汁を入れ過ぎなのか?
食べるたびに溢れそう・・・ってか、やはり小さいな。
猪口の直径が5cm程度では、持ち上げた蕎麦を猪口に落とすだけでも難しい。
内税で1130円になる「きざみ鴨せいろ+大盛り」だが、その充実した内容に決して高くは感じ無い。
「蕎麦を食いたい」と思った時に、自宅近くに「板そば喜右衛門」があったらなぁ~と思える名店のひとつだった。
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