@酒とラーメンの日々

日記みたいな独り言

屋守 純米中取り

屋守_純米中取り
「屋守」は数少ない東京の地酒だ。
蔵元は豊島屋酒造、ここの「金婚」は多摩地区では結構知られた銘柄だ。
よく調べてはないが、金婚は昔から屋守は比較的最近の酒なのか?

正月用に仕入れた酒だが、う〜むっと唸りが出る。
豊島屋酒造があるのは都下東村山市久米川町。
南北朝時代の御家人であり、後醍醐天皇・足利尊氏らとともにその時代の有力武将として有名な新田義貞。
その新田軍と鎌倉幕府側との戦い「分倍河原の戦い」での、新田側の戦死者を顕彰した碑が保存される徳蔵寺とはご近所のこの地は狭いのに交通量の多い府中街道沿い。
創業400年、神田の方から昭和初期に現在の地へ蔵を移したというが、当時はさぞ辺鄙な土地だったろう。
だが今は、と云うよりも戦後から高度成長期には武蔵野の雑木林は切り開かれ・・う〜む、蔵を構えるに向かない土地へと変貌したと言って良いと思う。
仕込み水には富士山系の伏流水というが、そんなものがこの地の地下に流れ伝わるわけがない。
良くて奥多摩系、案外狭山丘陵系だったりして・・・まぁ、多摩湖の水とは言いませんがね。
ただ、多摩湖(村山貯水池)の完成1927年というから、豊島屋がこの地に来た頃と一緒。
あくまでも、雨量や距離と地質によって伏流水の伝わり方は変わるものの、豊島屋が来てしばらくもすれば井戸から汲み上げる水は狭山系となってもおかしくない。
地面の下の話だから確かめようがありません。

妙なウンチクが続いたが、以前「金婚」を取り上げ、そのあまり芳しくない飲み口に「水が悪いんじゃね」と悪口を言ったように記憶している。
今回の「屋守純米中取り」にもちょいと悪口を言いたい。
近年の純米らしからぬ吟醸酒っぽい純米酒にあっては、この屋守は結構濃厚でコッテリと飲ませてくれる。
温度帯によっても飲み口が変わり、それはそれで色々とシチュエーションが楽しめるかもしれない。
が、せっかく広島産の八反錦を使用しているにもかかわらず、これといった特徴が出てないのがいかにも残念!
純米酒でも、冷やで飲んでもっさりした感じじゃあまり旨く感じない。
この「もっさり感」はおそらくは雑味の集合体。
嫌味と感じる雑味でないから「不味い」とは感じなのだろうが、米の旨みを殺して味わい深さを消してるように思われる。
だから、その雑味は「水の悪さ」じゃないのかと勘ぐりたくなるのだ。
水から一度考え直し、米本来の美味さを感じる純米酒を作って欲しい。
そんなこ事を考えさせる酒だった。

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日本酒とラーメンの食録を、たまに映画やその他諸々の事を自分の好き嫌いではなく客観的に記録して行くつもり。


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