@酒とラーメンの日々

日記みたいな独り言

RUSH

RUSH_01
テレビCMも盛んに流れている最新作「RUSH」の先行上映に行って来た。
ちゃんと確認してないが、T-JOY大泉では2/3(日)に2回の上映のみ。前夜たまたまT-JOYのホームページを観ていたら発見!即刻ネットでチケットを購入し行って来た。
RUSH_02
おそらく、四十代も半ば以上の人でモータースポーツに多少でも興味があれば、あのホンダが1964〜1968年まで第一期と呼ばれる活動をしていた事や富士スピードウェイでF1が開催された事を知っているだろう。
当時、富士スピードウェイでは1976・1977年と2度F1日本グランプリが行われている。
この映画は、前年のチャンピオン、ニキ・ラウダ(フェラーリ)とジェームズ・ハント(マクラーレン)のふたりが熾烈なチャンピオン争いをした1976年のF1をふたりの目線から描いたドラマだ。
40年近く昔の、クラシックカーに近い当時のF1マシンの多くは、個人・組織で所有されほとんどが自走できる状態だそうで、本作に登場するマシンの多くはそうしたマシンが自走し活躍している。
決勝レースシーンなどの、車同士が競り合うような危険なシーン以外はすべて実車だそうだから驚くばかり。

あれは76年だったのか?77年だったのか?予選のみ友人のお父さんに連れられ富士まで行く、覚えたての一眼レフでフェラーリ312T2を撮影してきた事を覚えている。一目会ったその日からってヤツで、それ以来フェラーリは特に好きではないが「好きな車は?」と訊かれれば「312T2」と答えるくらい好きな車になった。
当時はF1そのものにもあまり興味はわかず、観たのも予選のみゆえ、ドラマチックな結果となった雨の決勝レースの76年なのかそうでないのか記憶の中で判別付かない。予選時は晴れていたのだ。

その年の、富士スピードウェイでの日本グランプリがなぜドラマチックとなったのか?
それはこのレースでチャンピオン決定となったこともあるのだが、その3ヶ月弱前のニュル・ブルクリンクで行われた第10戦ドイツ・グランプリで起きた事故が大きな起因となっている。
もともと確執のあったラウダとハント。ニュルで何も起きなければ、ポイントで他を大きく引き離していたラウダが2年連続のチャンピオンとなっていたのだろう。
しかし、豪雨と云ってよい雨のニュルでクラッシュ!400度の炎に包まれ生涯にわたる火傷を顔に残す事となったニキ・ラウダ。
本来ならば、他の者ならば即引退となっていたかも知れない大怪我だったものを、ラウダはわずか40日ばかりで復帰し3戦後のイタリアからまたマシンに乗っている。
後にラウダ本人が、入院中に優勝を重ねポイントさを詰めてきたハントの姿に触発されたと語っていたが、常人の感覚では計り知れない神経だ。

この年の16戦目であり最終戦となった日本グランプリの戦前の段階で、ハントと3ポイント差でラウダが首位。いくつかの組み合わせがあるが、ハントはほぼ優勝しなければ逆転できない状態だった。
そんな日本グランプリの決勝当日、富士スピードウェイはざんざか降りの雨だった!ラウダのトラウマを洗い流す雨になろうはずが無い!
ネットでも本でも、歴史的事実なので過程も結果もすぐ分かる事だが、やはりネタバレではあるので細かい事は省略して・・・ハントがこの年の辛くもチャンピオンとなる。

マイティ・ソー、もとい、俳優のクリス・ヘムズワースがハントに似ているかと云うとそれは否。ラウダ役のダニエル・ブリュールの方がはるかにご本人に似ている。
312T2に乗っている姿はまるで往時のよう。
俳優も似た雰囲気で、多くの実車が使用されてCGも合成と分からない。
中継では観る事のできないアングルからの走行シーンなど、影像は良くできている。
「壮大なヒューマンドラマ」と銘打ってるが、奔放で遊び好きのハントの放埒を描くシーンが冗長過ぎる。ヒューマンドラマを作るならば、もっと他にも描く事があるはずだ。
分岐点となったレース、ニュルにおいて、レース中止を訴えたチャンプ・ラウダの言葉よりも開催を叫んだハントの声に多くのドライバーが傾けた理由は?
そこにはラウダとハントの人間性が大きく作用していた。
最終戦の、同じく雨のレースとなった富士においても、レース結果に反映されたのはふたりの人間性だ。
この映画では、それが分かるところまで深く掘り下げられていない。
「アポロ13」「ダヴィンチ・コード」と、そのドラマ性を評価された監督ロン・ハワードの作品としては、少々おおざっぱな感も否めない。
脚本や演出面で、まだまだ詰められる要素を多く残しているような印象だ。

しかしまぁ、ともかくも、ここまでリアルにF1をモータースポーツの世界を描いた作品が他に無いとも云える。
ラウダvsハントと同じような構図を伴った、プロストvsセナと云う伝説化した話しもまだある。
ロン・ハワードのメガホンでなくともいずれ、誰か優秀な監督に映像化してもらいたい。
本作には、これだけで終わらないと云う可能性を感じた。

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日本酒とラーメンの食録を、たまに映画やその他諸々の事を自分の好き嫌いではなく客観的に記録して行くつもり。


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