八海山と高砂

嫁さんの実家、札幌での楽しみは東京の自宅近所にない酒の量販店が近くにある事だ。
で、着いて早々に買い出したのが、今や銘酒と呼ばれるが、実のところどこまで中身が本物か?とも噂される「八海山」の「しぼりたて原酒 越後で候 生酒」と、北海道は旭川の名蔵「高砂酒造」の「雪中貯蔵酒 大雪」だ。
八海山は、かれこれ30年ほど前に、町の居酒屋がポン酒好きで地酒を入れていて、そこで大吟醸を飲んだのが最初。
水よりも滑らかなのど越しに驚いたものだ。
近年価格も上がったし、上記したような疑惑もあり遠のいていたが、名前に吊られて買ってみた。
大雪は吟醸酒に「大雪の蔵」があったと思うが、これは本醸造。

最近良く見かける「氷温貯蔵」の酒だ。
しぼりたての原酒とはいえ、八海山の甘さには驚いた。
下戸ではないものの、自分と比べればとても酒のみとは云えない義母が「甘酒みたい」と言ったほど。
ただし、甘酒は後から砂糖を足して甘くするので味が分離しているが、この酒は蜂蜜やメープルシロップにあるねっとりと絡む甘さ。
度数が19度もあるので、甘い酒が好きな人にはうってつけ。
自分はダメですがね…
大雪は、醸造アルコールも使用した、日常向けの酒。
精米歩合は60%まで磨いてあるので、口あたりは案外さっぱりと、のど越しはこってりと、いわゆる酒らしい酒だ。
どちらも、キリッと冷やして旨い酒だと思うので「夏向き」の酒だと思う。
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