相棒・劇場版II

先日、大泉学園のT-JOYで観て来た。
劇場版の前作は、TVシリーズと絡め過ぎ散漫なストーリーとなり"相棒ファン"としてはしょうか不良な作品だった。
今回、「亀山」から「神戸」へ"相棒"が代わり、作品のカラーもガラッと変わった。前作はどちらかと云うとハリウッド的、舞台仕掛けが大きく、とある大きなイベントとテロが絡む。日本と云わず、アメリカだってそんな偶然無いよねぇ?って感じ。偶然じゃなく、狙われたんだっけ?
劇場版2作目となる本作は、ガラッと雰囲気をTVシリーズ風に戻し…劇場で上映する事も無い、と結論づいてしまうが…緻密な構成を細かくカット割りして展開させて行く映像だ。
ただし、突っ込みどころは前作に続き満載!! 最大の突っ込みどころは秘密だけれど、それを無くしてはこの話しが成り立たなくなる。ストーリーのターニングポイントに矛盾があり、これを正すとその後の展開が変わり今回のストーリーが成立しなくなるかも。この映画そのものは、気にしなければそのまま観てしまえる程度の事なので良しとして、犯罪推理もののストーリー作り・構成の難しさだけを思い知る部分でもある。
「なぜ、官房長がxxxされなければならないか?」この動機付けは難しいのだ。「粛正が必要」なんてセリフも、ちょっと唐突だしね。
映像としては、まったくもってTVスケールのお話だったが、この分量の話しをTVでやると二時間SPでも入りきれない、一時間x三回くらい必要? なかなかTVではやりにくい大部なストーリーでした。
一部の突っ込みどころを別として、畳み掛けるように早い展開で楽しめたので、これはこれで良しとして次回作にも期待したい。
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