桃川・山廃純米

「奥入瀬川水系の水で寒仕込みで醸し熟成された山廃純米酒」と能書きがある。
桃川は青森の酒。居酒屋に行っても、三軒に一軒は置いてある? かなり有名な地酒だと思う。地酒の名の通り、青森では当たり前に飲まれていると青森出身の友人は云う。だから、桃川のちょっと上等な酒をふるまってもありがたく思ってくれない。「国にいる頃よく飲んでたから…」なんとも飲ませがいがない。
しかし、言い方を変えればそれだけ地元に愛されているという事か。
この山廃純米は、普通の酒屋店頭で1200円ちょっとの普通のグレード。一番下ではないと云う事で。上を見ればキリがない。
封を開け最初の一口、なぜか渋みを感じた。いままでポン酒で「渋み」を感じた事はない。自分の口のせいか? 残りを明日にでも試してみたい。…封を開けてしまえば翌日というのはあまり意味はないですが…
精米歩合が65%の純米酒としては、さらっと淡麗な口当たり。今時の流行な口当たりですかね。
最初は淡麗で旨味もコクもあまり感じないが、なん口か飲んで口中に酒がしみ渡った頃自然な甘さが口に残り始める。決してベタベタとしたものではなく、いやな感じでもない。ただ上記したように、淡麗な吟醸酒のような口当たりなので、純米酒としての"米"の旨さを感ずる酒を期待すると大外れだ。
全体的な印象として、サラッと淡麗なのだが上記「渋み」と書いた部分、渋みではないのかも知れないが不思議な風味が口中に残る。それを「旨い」と感ずるか否か!? これは個人差というもので、微妙な事だと書き残したい。
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