平成22年東京秋の吟醸酒を味わう会

昨日、飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで恒例の「吟醸酒を味わう会」があった。年2回、春と秋に行われる開の秋の会だ。
連続参加としては昨年の秋から三年連続だが、世間の景気のあおりか、毎回出品している酒蔵が減っているようにも思う。その代わり、初耳の酒蔵などの参加もあり、新たな楽しみもあったりしてそれはそれで楽しい。
参加者の数は、毎回少しずつ口コミなどで増えているのだろうが、目に見えて分かるのは外国人の参加者が目立って来ている事。しばらく前から海外で吟醸酒が流行り出しているとTVなどで見かけるが、浸透していってる事は本当のようだ。
今年の春の会は、有楽町の交通会館で行われたのだが、その際は各酒蔵の酒に各々の特徴と思われる味わいの違いを感じたが、一夏越した今回では何か味がぼけたような、酒蔵に依る違いが不鮮明な…といった感じの横並び感があった。加えて。このような特別な会に出品された酒なのに、純米酒(と云っても吟醸酒だが)が淡麗系で辛口とは云わないもののあっさりさっぱりしていて、米感をほとんど感じさせない造りになっていた事が残念。世間の流行、そのままに流されている感がある。
それにしても、日本にはどれだけの数の酒蔵があるのか? 自宅近所で入手可能な銘柄はほぼ呑み尽くしているが、こうした会にやって来るとまだまだ馴染みの無い酒が多い。しかし、特定の店あるいは売り場でないと入手困難だ。最近ではネットで通販という手もあるにはあるが、ネットの写真だけ観て買うにはかなり勇気がいる。ふっと思ったのだが、この会を主催する日本吟醸酒協会や関連する団体で、郊外や地方の小さな販売店でも気楽に仕入れができるような流通体勢を取れないのか?
そうなれば、郊外に住まいし新銘柄が入手困難な自分にとってメリットが大きいなぁ。
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