@酒とラーメンの日々

≫2016年07月

板そば喜右衛門 in 厚木

板そば喜右衛門
蕎麦が板の上に載ってくるって事で有名らしいこの店。
確かに他のお客の目の前には、漆塗り?のでっかい板の上に盛られた蕎麦があったりして、本当だ。

「板そば喜右衛門」は本厚木駅からちょっと離れた住宅街にある。
駐車場は台数を含めて完備なので、車でのアクセスはまず問題ないところ。
しかし、徒歩だとどう歩いても駅から15分はかかるから時間にゆとりを持っていくといい。

店内は手前側半分がテーブル席。
玄関正面、奥側の右半分が厨房で左半分が座敷になっている。
右側手前の玄関脇には「自動製粉機」とでも呼ぶべき電動の石臼があり、黙々と(笑)蕎麦粉を製粉している。
板そば喜右衛門_自動製粉機

テーブル席に着席。
板そばが名物なのだろうが、ここは人気の「きざみ鴨せいろ」の大盛りを注文する。
鴨汁と言えど並で970円する「きざみ鴨せいろ」は一瞬高くも感じるが、2枚の小振りなせいろに盛られた蕎麦は量も充分。
大食らいでなければ満足できそうで、コスパは結構良いほうに思える。
まぁ、自分は160円プラスの大盛りにしたけどね(汗
ちなみに大盛りの場合はせいろが3枚になる。1.5倍という事。
板そば喜右衛門_きざみ鴨せいろ(大)
きざみ鴨せいろの場合、蕎麦粉はもちろんと言うか地粉感の強い田舎蕎麦。
上記した「自動製粉機」は高機能で、上部のロートに蕎麦のみを入れておくと石臼が自動的に製粉し、落ちた粉は目の荒さが違う数種類のふるいを通して柄と粉が分別される構造になっている。
「ふるい」の種類を変えれば当然の事、分別できる粉の番手が変わるわけでしょう。
鴨の風味に負け無い地粉感のある田舎蕎麦に仕上がっていると思う。

板そば喜右衛門の「きざみ鴨せいろ」、蕎麦そのものは香りも強く汁に付けずに食べても大変美味い。
では汁の方はと言うと、鴨の出汁がよく効き自然の甘みが甘みとなってる上等な鴨汁。
鴨肉が5mm角程度のサイコロ状に刻まれているから、肉の硬さを感じず食べやすいし出汁も出やすい。
欠点としては蕎麦猪口が小さすぎるでしょ、って事。
もともと熱々の汁だから、猪口を手に持って食べるわけにはいか無い。
・・・いか無いのだが、猪口が小さいがためか、サービスし過ぎで擦り切りまで汁を入れ過ぎなのか?
食べるたびに溢れそう・・・ってか、やはり小さいな。
猪口の直径が5cm程度では、持ち上げた蕎麦を猪口に落とすだけでも難しい。

内税で1130円になる「きざみ鴨せいろ+大盛り」だが、その充実した内容に決して高くは感じ無い。
「蕎麦を食いたい」と思った時に、自宅近くに「板そば喜右衛門」があったらなぁ~と思える名店のひとつだった。

ZUND-BAR in 七沢(神奈川)

ZUND-BARへの分かれ道
ちょっと前までは「七沢温泉」なんて知らなかった。
行ってみて分かったが、本来ならば地元オンリーの温泉場。
鄙鄙鄙・・・それでしかない。
某クーポンで安く泊まれるからと、数件ある宿のひとつに「朝食付きプラン」で湯に浸かりに行ってきた。
その日の夕食は、阿夫利の地元でZUND-BARだぁ〜!これも七沢へ行く動機のひとつ。
何軒の支店?暖簾分け?詳しく知らないが・・六本木と麻布十番店は知っている。
こちらのは「AFURI」という名ですがね。

麻布十番店の方では数年前に食べている。
だから本家は「どうだ?」って事に当然なるわけで、期待はふくらむわな。
だがしかし、「淡麗味」と「まろ味」があるというが、言葉遊びな感じで、食後何が「淡麗」で「まろ」とはなんなの?と問い返したくなった。
ラーメンとは、簡単にいってしまえば「小麦粉を練って細切りにしたもの」ってことで、本質は素麺やうどんと変わるところは無い。
本質がそうであっても、結果出来上がる麺の風味が違うからそれに合わせて汁・スープが違ったものになっている、ってことでしょうが。
日本蕎麦だって、粉の違いによって汁の濃度や風味が違うように・・・。

店内1
詳しく知ってるわけではないので、単なる想像として・・・
「生家を離れてラーメン修行したマスターが、地元に帰って開いた店がZUND-BAR」って感じ。
ZUND-BARの建物は、多分古い「蔵」をリフォームしたような雰囲気。
上記の与太話、まんざらでも無いかも?
入口・玄関
ともかく、渓谷沿いの細道に入り込んだ先にあるZUND-BAR。
店内に入るとそこはまるで”BAR”。
カウンター席の目の前には地ビールの空き瓶をレイアウト。
そのシックな雰囲気は”BAR”を名乗っておかしく無い。
ただし、車で来る客ばかりだから、注文のほとんどは「ラーメン」だけどね。

「炙りチャーシューらーめん・醤油まろ味」を注文。
ウィークデーだが、夕食時でもあったのでそこそこ先客がいる。
待ち時間にと湘南ビールを頼みつつ、待つ事5分程度?
韓国料理で良く見るような、ステンレス製のボール?どんぶり?に盛り付けられたラーメン。
二重の真空処理された容器らしく、持っても熱くなく冷めにくい。
でも珍しい。
炙りチャーシューらーめん・醤油(まろ味)
「炙りチャーシュー」は肉々しい焼豚をバーナーで焦がしてるタイプ。
甘塩っぱいタレが多少でもあると、ビールのつまみに最高な感じかな?
だからというか、あまりラーメンとの相性は良くない。
一般的な意味合いの「細ストレート麺」に近い麺は風味も良くそれだけなら結構美味い。
だが、ここで自分にとって不味いなぁ~と思ったのがスープ。
何ベースなのか結局分からなかったが、スープの旨味が決定的に薄い。
ちゃんと出しとって、マスター自らの舌で確認してるかぁ〜
淡麗なのは良いとして、旨味も薄いからトッピングの水菜やキンピラのようなメンマとも味が合わない。
トッピングが4種に麺・スープ、それぞれが混じり合わない。
それぞれが悪いわけでは無いけれど、それをまとめる力がスープに無い。
淡麗というより「淡白」という言葉の方が似合う。

結論としては、「淡麗」を目指しすぎバランスを崩したラーメンという感じ。
「不味い」というのは言い過ぎとしても、美味いと感じなかった理由のひとつとして・・・
都心の駅前の店だって、この内容なら最高値をつけても900円止まりの価格が正当だろう。
それが1000円超えの価格とはボリ過ぎだ。
敢えて言うが値段なりの価値は全く感じなかった。
六本木でも千円以下で食えるんじゃねぇ?

七沢温泉へ泊まりに行った理由のひとつが、ここでラーメンを食べること。
そういう動機の人間には、とても満足できる一杯ではなかった。200円返せっ!
ってことで、残念!
メニュー1

メニュー2

旅館福松 in 七沢温泉

旅館福松
某クーポンで、「朝食付き一泊プラン」が半額で利用できるというので行ってきた。
場所は神奈川県厚木市の七沢温泉。
前述した「ZUND-BAR」がここの近所にある事も理由の一つであり、「板そば喜右衛門」も違いない。

当日は生憎の雨模様。
板そば喜右衛門での昼食時はまだ曇天で保っていてくれたが、宿に向かうバス車中の頃にはしとしとと降りだしその晩はずっと雨。
夕飯を「ZUND-BAR」で済ませてしまえば、あとは特にやる事もなく宿でくすぶるだけ。
露天風呂に浸かるしか他はない。
露天風呂・脱衣場
離れの風呂に行くと、もちろん男湯・女湯は分かれているが、驚いたのはその構造。
「男湯」と染められた暖簾に腕押し、引き戸を開けるとまずは脱衣所・・・と思ったら、その奥は何の仕切りもなく風呂場になっている!
風呂場ならまだ驚かぬ・・驚くわい!洗い場の奥の風呂は、すでに露天風呂なのだ!
要するに、脱衣所・洗い場・風呂(露天風呂)が、何の仕切りもなしにひと続きなのだ・・・!
いろいろ風呂には入ってきたが、こんなの初めて。
雛な温泉地の宿故、経費節減なんですか?
露天風呂3

露天風呂

露天風呂2

いやぁ、驚いたもんだ!

成分は書かれてなかったが「単純泉」か?
熱くもなくぬるくもなく、湯温は絶妙に丁度良い。
他に客も少ないから、そこそこ広い湯船を独占、いくらでも入って入られそう。
宿全体の簡素な雰囲気からも、温泉湯治で短くても一週間。理想とすれば1ヶ月くらいの温泉湯治がよさげな感じ。

いかにも儲かってなさそうの宿だった。
悪く言うが、安いからそれなりに客も来るが「旅館」としての標準だったならば、空室率は考えたくない数字になるだろう。
リッチな施設になれた最近の人には、あまりにも粗末すぎで耐えられないかもしれない。
でもまぁ、住めば都で、リハビリ的な考えならばここくらいの宿が丁度良い。
テレビも点いて、WiFiだって使える。
それで充分。

朝食イタリアンa
朝食イタリアンb
自慢の朝食、和食とイタリアンを選べるが、これはイタリアン。
一見豪華そうにも見えたが、手前の白四角の皿に載った花型の器は3つともパン用のジャムみたいなもの。
副菜的なものは何かとなると、下写真の両耳付き器のスープと、奥側のベーコンエッグとミラサラダ。
これでイタリアンかいっ!
と言いたくなるような内容。
予算が限られてる感満載!
せめて、スープかコーヒーを飲み放題にしてくれたらなぁ〜と言う事です。
貧すれば鈍する、ってやつか?

温泉湯治と考えれば、この宿も捨てたもんではないが、観光気分の客向けではない。
この宿から近い、県立の七沢森林公園にはサバゲーのフィールドがあるらしい。
そちらを運営するところと提携して「サバゲ・プラン」なるものがあるように記憶している。
夏場のサバイバル・ゲーム。風通しの悪い木立の中を駆け回り汗もかくでしょう。
帰宅前にひとっ風呂浴びたいという向きは、こちらを利用すると快適かもしれない。

さがみビール園 セルバジーナ in 厚木・七沢

SELVAGGINAは、まぁメニューからするとイタリアンの範疇に入るのか?
と言っても日本酒の酒蔵・黄金井酒造直営店だし「さがみビール園」だし・・・ねぇ。
だから「ドリンクは?」と聞かれたらビールを頼むのが大正解。
さがみビール・メニュー
「さがみビール」の醸造元が「黄金井酒造」とは、不覚にも行く直前まで知らなかった。
とは言いつつ、「黄金井酒造」の銘柄も聞くまで知らなかったから不勉強なのはいっしょだ。
都内では、さがみビールはたまに見かけるが、黄金井の「盛升」はとんど見かけ無い。
飲食店でも、少なくとも自分の立ち回り先では見かけ無いなぁ~
盛升・メニュー
小旅行の一泊後、七沢森林公園の散策で一汗流した後の昼食に予約しておいた。
少々早めに店に入ったが、もちろんテーブルはキープされていて問題なく着席。
ランチにもセットメニューがあるがそれは注文せず、相方と好きな単品をシェアして楽しむ事にした。
まずは挨拶代わりのペールエールで乾杯!
店内

単品メニュー
フライドポテトに4種のソーセージ盛り合わせ等々、悪く言っちゃぁどこかで食べた味。
まぁ、普通であってとびっきりでは無い。価格なりであって安心なメニューかな。
ただし、パスタ・・特にスパゲティは要注意かも。
ぺペロンチーノ
基本中の基本と言われる「ペペロンチーノ」↑↑↑を頼んでみたが、これがイマイチ。
ニンニク・トウガラシの風味が生かされず、アルデンテからすでに数分後くらいまで茹だった麺はフニャフニャ。
他が悪くなかっただけに大変残念。

さがみビール・メニュー
肝心のビール評といえば、
ペールエールにしてもスタウトにしても、全般的に甘めなテイストだ。
「爽やかさ」「まろやかさ」と言うような口当たりの良さを主にして作られているようだ。
なんかそう云う雰囲気は、やはり女性客目当てかなぁと想像してしまう。
ヨーロッパビール、それもエール系が好きな人間には、それはちょっと軽すぎて物足りなさにも通ずるな。
でもさすが、日本人が作ると全て雑味がなく上品になるから、どれを飲んでも心配が無いのは確か。

〆に「蔵元おすすめセット」で純米生酒・特別純米・吟醸辛口を飲んだ。
盛升蔵元おすすめ
やはりこれもこれ、どれも雑味なくスッキリとした味わい。
純米はあくまでも純米らしい米の風味があり、十分な甘みもサラッとしていて後味がいい。
最近の吟醸酒は、純米酒以上に甘ったるい吟醸感を失ったモノが多いが、黄金井の吟醸はあくまでも吟醸酒。
ほのかな吟醸香はくどすぎず、飲めば薫るといった感じ。
わざとくどいくらいに吟醸香を香らせた近年の吟醸酒とは一線を画す。
受けを狙わず、王道的な味わいをした黄金井酒造の「盛升」も是非試してほしいと思った。

AFURI 六本木ヒルズ

AFURI_六本木店
ラーメン店のAFURI。
ここ「六本木ヒルズ」店以外にも、近隣だけで六本木交差点と麻布十番にもある。
麻布十番でも食べたことがあるので気になってはいたが、AFURIとは「阿夫利」のことであり「大山詣で」で有名な神奈川県の丹沢山系の大山阿夫利神社につながるらしい。
と言うのも、AFURIの親玉である厚木市にあるラーメン店「ZUND-BAR」もAFURIも、スープから麺の茹で湯まで大山系の地下水を使っているからとか。
地図を見ても、「ZUND-BAR」のある厚木市七沢と大山がどの程度地理的な近縁と言えるかは分からない。
「阿夫利」という名前を付けたことには、地元の人間にしか知られない因果があるということか。

今月あたま、「ZUND-BAR」でも食べた。
厚木の名店として有名らしいが、自分にはピンとこないただ値段だけはバカ高なラーメンでしかなかった。
確実に「AFURI」の方が旨いなぁ。

こちらの店は六本木ヒルズ・ノースタワーの地下一階、飲食街の一角にあり天気に関係なくアクセスできるからラーメン店としては便利な店舗。
賑やかな街の割に、すぐ近くに評判の高いラーメン店はミッドタウン近くまで行かないとないから昼時には行列もできるかな?

「AFURI」も「ZUND-BAR」もメニュー的にはほとんど変わらない。
だから見た目だけでは違いは分からないが、実食した感想としては本家の「ZUND-BAR」の方が随分と落ちる。
「ZUND-BAR」は一度きりの実食なのだが、たいていのラーメン店はそんなもんだ。
「たまたま」という言い訳は利かない。
1日に100杯作るなら、100杯ともスペシャルじゃなきゃいけない。

醤油らーめん(淡麗)+煮玉子醤油らーめん・淡麗味+煮玉子
鶏魚介系の昔ながらの中華そばスープ・・・と思いつつも、実際には「昔ながら」とはイメージせずちょっと新しさも感じたりして。
スープの旨味が薄く、食材全てのまとまりがなかった「ZUND-BAR」と違いこちらの「AFURI」はバランスがいい。
麻布十番の方もそうだったと思う。
ただ、個人的には量がちょっと半端に思えた。
スープがもう少しこってりしていれば良いのかもしれない。
しかし、今時としては淡麗な部類のスープが売りなのだとしたら、麺とトッピングの量を1割程度でいい、多くしてほしい。
わずかなのだが、それで食後の満足感に違いが出てきそう。

認知してる範囲では、山手線の西南部のここら一帯に数軒あるらしいAFURI。
都心へはあまり出向かない自分にとっては、ちょっと縁遠い地域。
義弟が住まいしてなければ、一生立ち入らなかったかも・・・。
惜しいラーメン屋なんだよなぁ〜

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日本酒とラーメンの食録を、たまに映画やその他諸々の事を自分の好き嫌いではなく客観的に記録して行くつもり。


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