@酒とラーメンの日々

≫2014年07月

長崎ちゃんぽん くぼた

ひばりが丘に店舗が合った時からお邪魔しているが、東久留米に移ったと知って「より近所になった」のでと、早速行ってみたのが半年前くらいか?
自転車でたどり着いたら、営業時間中のはずなのにシャッターが閉まっていて貼り紙が1枚。
「病気療養中につき・・・」とあったかな?臨時休業中!
以前もパートのおばさんはいたようだけど、基本マスター1人で切り盛りしていたようだから・・・店舗の引っ越しもあり「過労で倒れた?」と心配もした。
今回は、未だ再開していない事も考慮しつつ行ってみた。・・・ホッ。やってましたよ。
くぼた_半ちゃんぽん+チャーハン
半ちゃんぽんチャーハン

人生の中で、広島県より西へ行った事は無い。
って事は、長崎に行って本場のちゃんぽんを食べた事は無い。
無いのだから、感想はすべては個人的なイメージでの話となる。

おそらく、一般的なイメージからすると、ちゃんぽんの麺は太さが3ミリくらいはありそうな太ストレート麺を思い浮かべると思う。
これはチェーン店のリンガーハットのイメージか?
ここの麺はちょっとそのイメージとは違い、より普通のラーメンの麺に近い。
麺には?が付くものの、レンゲで掬ったひと口目のスープに香る「炒め野菜」の風味。
タンメンのそれとそっくりだが、熱い鍋で煽って炒めないと出て来ない味わいのひとつ。
独特な出汁の利いたスープと合わせて、なんともこれが「ちゃんぽん」なのだ。
麺に違和感はあるものの、大手チェーン・リンガーハットのそれより百倍旨い!

しかしまぁ・・・スーツを着れば、直ちにサラリーマンに返信できる風貌のマスターの接客が実に丁寧だ。
旨いちゃんぽんに丁寧な接客が合わされば無敵だね。

チャーハンに関して。
そこらのラーメン屋さんのものより、かなり旨い。
結構、油のきついチャーハンが多いラーメン屋のものと比べ、最低限の油でサラリと炒めてあるパラパラチャーハンだ。
合わせてギョーザも食べたが、餡はキャベツメイン?たっぷり入ってシャキシャキで、これまた食べ応えがある。
ちゃんぽん以外のメニューも豊富だから、昼に夕に食事で訪れるには最適な麺屋さんだと思った。

くぼた_店内開店から間もないとは云えきれいな店内。

くぼた_メニュー中華料理屋的メニューも豊富。

ともかく、復活万歳なのだ!

喰い処天金

喰い処天金
先月の事だが、北海道は旭川に行って来た。
今回が大人になって2度目。学生時代の修学旅行も入れれば3度目か?
2度とも「旭山動物園」に行くため、前回は初日に旭川空港着とし今回は最終日としてみた。
そもそもが妻の札幌の実家帰省のついでだが、動物園の前後どちらにしろ滞在地が札幌の場合、旭川で一泊するとずいぶん旅が楽になる。
今回は、前日に旭川入りして朝食一食付きのプランでホテル泊。
美術館等を観て夕食にここへ、と決め打ちして行ったのがここ「天金」。
前回も入った店だったりもする。

居酒屋と云う店の場合、某食べログなんかじゃ高得点を採るのは決まって個人経営の「ちょっと趣向を凝らした」店だったりする。
考察するところ、そのちょっとした趣向にハマる人間には高得点なのだろう。
居酒屋に限った話でもないが、その傾向を強く感じる店は激しくマイナスされる場合も多い。
「ハマらなかった人」の付けた点なのだろうね。
旭川に限らず、東京でもここ天金のような広義の居酒屋は若干プラス向きの点数しか付かない店が多い。

ちょっと高めの点数ならば、居酒屋としてそこは間違いない店と断言できる。
気に入らない個人がいたとしても、飲み会としては間違いないと云う店だ。
ここ天金はそんな店。
年中観光客で街が賑わうと云うほどの観光地ではない旭川。
飲食店のターゲットは必然的に地元客となるのでは?
そういった意味で分かるのは、天金の客層が地元サラリーマンがメインであろう事。
北海道は「モノは一流」と呼ばれ、山海の幸のバリエーションと旨さにおいてまず他の追随を許さない。だから、内陸の旭川でも海のものも一味違う。
料理のバリエーションも「これでもか!」と多い。
酒にだってこだわっている。
喰い処天金_作_純米吟醸
マニア受け的な名前だが、実際飲んでも旨い酒だ。
喰い処天金_農家の酒_純米吟醸
「男山」の方ではなく「農家の酒」の方。
まず「地酒中の地酒」と言って憚らない酒だろう。
醸造している量はおそらく100石単位?
本州はおろか、道内でも旭川周辺でしか飲めないのでは?
少なくとも札幌市内の酒屋で見かけた事は無い。

ネットのおかげで、旅行先での店探しに困らなくなった。
困らなくなったが、今度は情報量の多さに「どれを選べば良いかわからない」となってきた。
しかし、それはやはり勘と下調べでの条件づけ。
一泊程度の旅ならば、お上品な料亭やレストランよりは居酒屋に限る。
東京にもあるような大手チェーンは絶対に外し、地元馴染みの居酒屋が良い。
食べきれないほど色々な料理に出会える事は間違いない。

七賢 淡麗純米

七賢_淡麗純米
七賢と云えば、山梨県白州の方。下れば富士川として駿河湾に注ぐ釜無川の支流に挟まれた、大変水に恵まれた土地にある蔵として認識できる。
この蔵の酒は、まず全てが南アルプスの、甲斐駒ケ岳の伏流水が仕込水になってるだろう。
サントリーのウイスキーも一緒。土地が近いどころか、川筋から言ったらサントリーより七賢の山梨銘醸のほうが甲斐駒ケ岳に近い。

水も良いし米も良く磨かれているのか、七賢はともかく雑味は少ない。
この「淡麗純米」は、今時分の「淡麗流行」の中にあっては淡麗ではない。
大吟かと見まごうばかりに淡麗な純米酒が多いわけで、この七賢はいたって普通に思えてしまう。
しかし、ふっと冷静になってみると「充分に淡麗だよなぁ〜」ってな具合。
雑味無く、クセも少なく冷やが旨い。
純米独特のコクもほどほどで飲みやすい。

吟醸も純米も区別が無くなるほど淡麗化が進んだ日本酒。
全ては、東京等の都市圏の「小洒落た」レストランで、ワインの代わりに・・・みたいなターゲットを狙ってるんだろうけど・・・海外向けでもあるか・・・なんか違うよな。
TPOに合わせて「こってり」から「さっぱり・あっさり」まで色々あって良い。
でも、それは本醸造・純米・吟醸と、日本酒には元から作り分けがあるわけで、コッテリした吟醸やさっぱりした純米はいらない。
昔ながらで良いんだよ。
そういった意味で、純米酒の中では「淡麗な」ととれる本作はまっとうな道を行ってるように思う。

地酒の蔵は数あるが、あまり気をてらわずまっとうな作を作り続けて欲しいものだ。

石見銀山 特別純米

石見銀山_特別純米_表
石見銀山と云えば、平成19年に世界遺産(文化遺産)に登録された事でも有名になったが、歴史好きの人間ならばどう云ったものかはほぼ理解できるだろう。
その名前を冠した、島根県大田市の一宮酒造の酒がこれだ。
「石見銀山」のブランドはフルライン揃えているようで、純吟もあると云うからいずれ飲んでみたい。

この「石見銀山」の特徴たる部分は、元々はお隣の広島県で古くから作られていた「八反」の流れにある品種の改良復刻版たる「改良八反流」を原料米とした事か?
ネットを調べても「八反」は広島県のもの、「改良八反流」となると「県内大田市で作られてる」としか出て来ない。
ただし、八反は姉妹種が多数あると云うから、その系列と見る事は間違いないだろう。
石見銀山_特別純米_裏
元々、酒米として全国的に高い評価を得てきたと云う在来種「八反」は、収量性が低く、脱粒し易く粒も小さい。要約すると「旨い酒はできるが育てにくい」って事?
まぁ、粒が小さいと云う事は精米歩合も上げにくいから、吟醸作るにゃ手間かかるってんで今向きではないんだけど、各都道府県には農業試験場って強い味方がいる。
農業試験場がいい仕事してくれないと「コシヒカリ」だって今は無かったかもなのだ。
そう云った弱点のあるものは廃れては行くが、近年科学的分析できる時代には解雇主義ではないが戻ってくる事もある。そのひとつの代表例?
ともかく、評判の良かったものが戻ってくる事は大賛成!

ほのかだが爽やかな香りと、充分な旨味だが辛口と感ずる口あたりは絶妙。
元来、ポン酒で「辛口」は難しいだろうと思っていたが、この石見銀山は甘味は薄くしっかりとした辛口感がある。
この辛口感があれば燗酒も旨そうだなぁ~
普段はほとんど燗酒を飲まないが、この石見銀山の改良八反流純米酒は温かくても旨そうだ。
まだ本格的な夏前だが、今冬に試したみたい!そう思った。

桃川 杉玉 吟醸純米

桃川_杉玉_生貯蔵酒

トロミを感ずる舌触り煮、ほのかな酸味・甘味・苦味をバランス良く感じさせる。
「コクのある」と云うほどには重くなく、「淡麗」と云うほどに軽やかではない。
淡麗なのだろうが、トロミが下にまとわりつき濃厚さを醸し出している・・・そんな感じ。
実際にはトロッとしていないのだが・・・
「桃川マジック」と云っていいような風味の酒だ。

これまでの「杉玉」は原料米に「五百万石」と「むつほまれ」を使用していたらしいが、この夏限定の杉玉には「まっしぐら」が使用されていると云う。
原料米によって出来上がる酒の味・風味は全く変わってしまう話は当たり前だが、同じ銘柄の「杉玉」の原料米が違うと云う事はつまりはまったく違う出来上がりを予定した事になる。
同じ酒でも、夏向けの生貯蔵種と云う事で代えてきたと云う事か?

日本一デカイ杉玉を掲げる事で有名な桃川は元は「百川」。
原料水を取水している奥入瀬川の別名「百石川」の文字換えか。
そう聞くと、今回の杉玉はなんとなく「桃」っぽい風味があるようにも思う。
柑橘系のフレーバーの多い吟醸酒で「桃」って云うのは聞いた事は無い。
不思議な飲酒感の酒だ。

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日本酒とラーメンの食録を、たまに映画やその他諸々の事を自分の好き嫌いではなく客観的に記録して行くつもり。


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