@酒とラーメンの日々

≫2014年05月

大吟醸 北秋田

大吟醸_北秋田
秋田県大館市の北鹿・大吟醸北秋田だ。またまたお初の酒。

大吟醸だけれども、最近流行の「水の如し」風ではなく、しっかりとボディのある酒だ。
純米酒を思わせる濃厚さと葡萄に似た酸味も持ち、吟醸香も薄いから「えっ!純米酒じゃね・・・?」と本当に思った。
昔ながらの吟醸だとこんな感じだったかな〜と思うのは、上記したように近年の吟醸・大吟醸はサラサラし過ぎで呑み応え無し。
逆にそのサラサラが「ワインの代わりになる」って感じで、海外のウケを良くしてもいるよう。
一時は死にそうになってたポン酒業界の浮上はここいら辺に理由がある。
五十石とも百石とも云われてた「獺祭」が、今や数千石で近代的な設備の酒蔵になったのにはちゃんと理由があるのだな。
よって、この北秋田は流行からは遠いところを行ってる古い酒と云われかねない。

でもねぇ、全部が全部流行の風になってしまっては物足りなさを思う人も出てくるわけで。
あって良いなこんな酒、って感じだった。

真澄 辛口ゴールド

真澄_辛口ゴールド
信州諏訪の宮坂醸造の「真澄 辛口ゴールド」だ。
酒蔵を訪ねた数少ないところだし、ここは味噌とかも造ってる蔵で地元近くの東久留米にも工場がありなじみ深い。
諏訪の本社は毎年の如く、9月の一週目に行われる「全国新作花火競技大会」を観に行ったおり、毎回ではないが店前の足湯に浸かったり土産を買ったりと慣れた場所。
その割には入手が楽と云うほどではないので、いつも飲んでるわけでもない。

辛口ゴールドは純米でも吟醸でもない、いわゆる本醸造と云う酒。
冷やから燗まで行ける酒なんだろうけど、季節も季節で暑い日もあったりなので冷やで飲んでみた。

「おおっ、いかにもポン酒だなぁ〜」と云った風味。
僅かだが、昔から云う「日本酒臭さ」のする酒だ。
とは云え、昔のものと比べれば大変上品にできている。
昔の2級酒レベルじゃ今時売れないでしょ。

辛口と謳うだけあって、口当たりはドライでベタベタしない。
口中で転がしてもそれは変わらず、さらっと飲み易い酒だ。
僅かとは云いつつ「日本酒臭い」と書いたが、それもほんの僅か。
自分が酒臭くなれば、それはもう気付かない程度、まったく問題なしのレベル。
これぞ常飲酒と云った感じかな?
あともう一声安価なら絶対そうでしょう。
真澄の杜氏さんには申し訳ないが、同程度の価格なら今時では純吟が買える。

それにしても、ポン酒も進化したなぁと感じさせる酒。
純米とか吟醸とかこだわらなくても旨い酒はあるじゃぁないの!

根知男山

根知男山
新潟県糸魚川市の山の中、姫川から更にちょっと山の中・・・Googleのストリートビューも入ってない、過去一番の田舎にある酒蔵かなぁ〜?
合名会社「渡辺酒造店」の本醸造だ。

「男山」どこにでも、こんなにもホピュラーな名称とは知らなかった。
まるで「鬼ころし」のよう。
陸奥男山も良いけれど、好きなのは旭川の木綿屋男山だなぁ〜蔵元にも行った事あるし。
しかし、この糸魚川の男山も侮れない。
この蔵で一番の普及酒であるはずの本醸造。純米でも吟醸でも何でもないのに旨い!
雑味は無いし、酸味はおだやか。
吟醸香を思わせる爽やかな香りと、適度な甘味。
本醸造にしてこの実力!
伏見や灘の、名前ばかりで不味い酒たち(高いヤツは旨いけど・・・)は束になっても敵わない・・・と云うより相手にならずですな。
なんだか、ここの純米や吟醸を吞んでみたくなる。
本醸造でこれならば、さぞ期待できるではないか!

「かたふね」純米酒

かたふね_純米
近年の行政区の統廃合で、日本中の地名が結構変わってしまってかなり混乱する。
合資会社・竹田酒造店は新潟県上越市大潟区の酒蔵。
上越市は、柏崎市と糸魚川市の間くらい。
もちろん日本海に面している。

「上越」と聞くと、昔は越後湯沢の辺り・・・単純に「国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国だった」川端康成の「雪国」で云われる清水トンネル・・・自動車だと関越トンネルになりますが・・・
谷川岳の向こう側、新潟県に入るとすぐが上越だと思ってた。
東京から行くとなると、鉄道だと「上越線」に乗るのが当たり前だから、勘違いってとこなんでしょうなぁ〜
住んでる方には申し訳ないが、鉄道駅はJR信越線と第三セクターですかい?北越急行線の全く知らない駅しか無い田舎だ。交通の便は良いとは云えず、自動車なしでは生きていけないなぁ・・・!?

で、Googleのストリートビューで行けるので、ご近所をうろついてみた。
・・・やぁ、やっぱり田舎だ!謝らないぞぉ・・・
街路は結構整然としているが建物が低い!
過去にストリートビューで旅した酒蔵の中でもかなり地方感が強い。
高い生け垣で囲まれた酒蔵としては決して広くない敷地に、背の低い建物が並ぶ。
手前に住居なのか事務所なのか二階屋があり、奥に深い敷地。
大屋根の建物が垣間見え、それらが蔵か?

バーチャルツアーはほどほどにして、「かたふね」の純米酒。
精米歩合は65%と云うが、もう少し磨いてあるようにも感じる。
雑味は無く、わずかな酸味とふくよかな旨味。
冷やでも常温でも飲み易い。

新潟はさすがと云うのか、米も水も良いと思わせる酒が多い。
「旨くない」と思う酒は、大抵が都市化され、上記のそれらを期待できない土地の酒ばかり。
伏見だ灘だのと云ったところで、その地域が都市化されていれば米はともかく「水」は期待できない。
更に云えば、都市化された地域は近年云うところの「ヒートアイランド」化された土地でもある。
ポン酒造りには「冬の寒さ」も大事な要素。
南に行くほど焼酎化されていく酒地図を考えると、気温の重要さが分かってくる。
西や南じゃポン酒は造れない?
そんなことを言うつもりは無い。
要は「今現在、酒造りに向いた土地なのか?」と云う事。
昔良くても今はダメって図式が当てはまり易いのが、伏見であり灘なんだろう。
有名なだけ目立って事だな。
水も土地も悪くなったところの酒は、相当な技術と気合いを入れないとまともな酒は造れない。
それだけ手間をかければ価格は高価になる。
だから、あっちの有名蔵の酒は旨いヤツはみな高い。
図式は明解ですな。

田舎田舎と言い立てたが、酒造りは田舎が良いのだ。
今回、バーチャルだが竹田酒造店へ行ってみて、その田舎具合の良さに思わず納得。
旨い酒は田舎にあり。
けだし名言である・・・オバカです・・・

越乃柏露 雪の露

越乃柏露_雪の露
新潟県長岡市の柏露酒造「雪の露シリーズ」3兄弟の第一弾「爽」だ。
以前、山廃純米の「醇」を飲んだが、こちらは通常の純米酒。
通常と云っても、蔵元の通常のHPに載ってないちょっと特別なシリーズ?
リリースの仕組みは分からないが、仕込に違いがあるのだろう。

「醇」は確かに「コクの・・・」と銘打つだけあり、香や飲み口に華があった。
第一弾の「爽」はキレの純米酒とある。ポン酒のスーパードライと云うところか?
だから本来は冷蔵でそこそこ冷たい方が旨いのだろうと思ったが、ここはあえて常温で飲んでみた。
ああっ・・・やっぱりキレてな〜い。
まぁ、キレのあるポン酒もあったもんじゃないと思ってたから、予想通りと云えばそれまで。
常温でどこまでサラッと飲めるかの試みである。

昔ながらの純米酒とは違う、サラッとした飲み口。
今どき流行の口当たりと思う。
今や、純米酒でも吟醸のような軽い口当たりでないと飲んでもらえない流行のようです。世間は・・・
変則的な飲み方になったと思うので、この酒の本来の実力は出てないようにも思うが・・・これはこれで良いじゃないの。
常温でこの軽快な飲み口。それでいながらしっかりとしたコク、ボディを感じる。
水っぽさは無く、充分なアミノ酸を感じるこの酒は、多分冷やしても常温でも・・・燗は分からんが、どんなシチュエーションでもいけそうだ。

写真真ん中、第3弾の「薫」純米吟醸酒が待っている。
こちらは「香りの純米酒」。
あまり強い吟醸香は嫌みになるが、そこは多分上手く造ってあるのだろう。
こちらは冷蔵して15度くらいで飲むつもり。
どんな香りと味わいが待っているか?
この週末の開封が待ち遠しい!

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日本酒とラーメンの食録を、たまに映画やその他諸々の事を自分の好き嫌いではなく客観的に記録して行くつもり。


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