@酒とラーメンの日々

≫2014年02月

RUSH

RUSH_01
テレビCMも盛んに流れている最新作「RUSH」の先行上映に行って来た。
ちゃんと確認してないが、T-JOY大泉では2/3(日)に2回の上映のみ。前夜たまたまT-JOYのホームページを観ていたら発見!即刻ネットでチケットを購入し行って来た。
RUSH_02
おそらく、四十代も半ば以上の人でモータースポーツに多少でも興味があれば、あのホンダが1964〜1968年まで第一期と呼ばれる活動をしていた事や富士スピードウェイでF1が開催された事を知っているだろう。
当時、富士スピードウェイでは1976・1977年と2度F1日本グランプリが行われている。
この映画は、前年のチャンピオン、ニキ・ラウダ(フェラーリ)とジェームズ・ハント(マクラーレン)のふたりが熾烈なチャンピオン争いをした1976年のF1をふたりの目線から描いたドラマだ。
40年近く昔の、クラシックカーに近い当時のF1マシンの多くは、個人・組織で所有されほとんどが自走できる状態だそうで、本作に登場するマシンの多くはそうしたマシンが自走し活躍している。
決勝レースシーンなどの、車同士が競り合うような危険なシーン以外はすべて実車だそうだから驚くばかり。

あれは76年だったのか?77年だったのか?予選のみ友人のお父さんに連れられ富士まで行く、覚えたての一眼レフでフェラーリ312T2を撮影してきた事を覚えている。一目会ったその日からってヤツで、それ以来フェラーリは特に好きではないが「好きな車は?」と訊かれれば「312T2」と答えるくらい好きな車になった。
当時はF1そのものにもあまり興味はわかず、観たのも予選のみゆえ、ドラマチックな結果となった雨の決勝レースの76年なのかそうでないのか記憶の中で判別付かない。予選時は晴れていたのだ。

その年の、富士スピードウェイでの日本グランプリがなぜドラマチックとなったのか?
それはこのレースでチャンピオン決定となったこともあるのだが、その3ヶ月弱前のニュル・ブルクリンクで行われた第10戦ドイツ・グランプリで起きた事故が大きな起因となっている。
もともと確執のあったラウダとハント。ニュルで何も起きなければ、ポイントで他を大きく引き離していたラウダが2年連続のチャンピオンとなっていたのだろう。
しかし、豪雨と云ってよい雨のニュルでクラッシュ!400度の炎に包まれ生涯にわたる火傷を顔に残す事となったニキ・ラウダ。
本来ならば、他の者ならば即引退となっていたかも知れない大怪我だったものを、ラウダはわずか40日ばかりで復帰し3戦後のイタリアからまたマシンに乗っている。
後にラウダ本人が、入院中に優勝を重ねポイントさを詰めてきたハントの姿に触発されたと語っていたが、常人の感覚では計り知れない神経だ。

この年の16戦目であり最終戦となった日本グランプリの戦前の段階で、ハントと3ポイント差でラウダが首位。いくつかの組み合わせがあるが、ハントはほぼ優勝しなければ逆転できない状態だった。
そんな日本グランプリの決勝当日、富士スピードウェイはざんざか降りの雨だった!ラウダのトラウマを洗い流す雨になろうはずが無い!
ネットでも本でも、歴史的事実なので過程も結果もすぐ分かる事だが、やはりネタバレではあるので細かい事は省略して・・・ハントがこの年の辛くもチャンピオンとなる。

マイティ・ソー、もとい、俳優のクリス・ヘムズワースがハントに似ているかと云うとそれは否。ラウダ役のダニエル・ブリュールの方がはるかにご本人に似ている。
312T2に乗っている姿はまるで往時のよう。
俳優も似た雰囲気で、多くの実車が使用されてCGも合成と分からない。
中継では観る事のできないアングルからの走行シーンなど、影像は良くできている。
「壮大なヒューマンドラマ」と銘打ってるが、奔放で遊び好きのハントの放埒を描くシーンが冗長過ぎる。ヒューマンドラマを作るならば、もっと他にも描く事があるはずだ。
分岐点となったレース、ニュルにおいて、レース中止を訴えたチャンプ・ラウダの言葉よりも開催を叫んだハントの声に多くのドライバーが傾けた理由は?
そこにはラウダとハントの人間性が大きく作用していた。
最終戦の、同じく雨のレースとなった富士においても、レース結果に反映されたのはふたりの人間性だ。
この映画では、それが分かるところまで深く掘り下げられていない。
「アポロ13」「ダヴィンチ・コード」と、そのドラマ性を評価された監督ロン・ハワードの作品としては、少々おおざっぱな感も否めない。
脚本や演出面で、まだまだ詰められる要素を多く残しているような印象だ。

しかしまぁ、ともかくも、ここまでリアルにF1をモータースポーツの世界を描いた作品が他に無いとも云える。
ラウダvsハントと同じような構図を伴った、プロストvsセナと云う伝説化した話しもまだある。
ロン・ハワードのメガホンでなくともいずれ、誰か優秀な監督に映像化してもらいたい。
本作には、これだけで終わらないと云う可能性を感じた。

蓬莱 蔵元の隠し酒

蓬莱_蔵元の隠し酒
岐阜県飛騨市、蓬莱の「蔵元の隠し酒」限定品でとっておきの辛口。名前が長い・・・!

岐阜の酒は飲んだ事ある?ないような、あるような・・・?
北陸や東北偏重な選び方するから、西の方のはかなり手薄なのだな。
蓬莱、名前は知ってるから一度や二度は店で飲んでるのかも知れない。

しかしまぁ、…批判ではないが、最近の酒は「隠し酒」と云うような煽り文句を付けてるものが多い。
実際は隠してもなく、普通に出回ってるはずだろうモノだ。
要は、地元だけで消費していた銘柄の事?それを他の地方にも出荷しただけの事?
そんなところと想像してしまう。
近年のブームで生産量が増え、蔵を拡大した結果と云うヤツなのかも知れない。
小蔵だけど旨い酒を造ると云う事で有名だった、山口の獺祭も今ではかなりの拡張を遂げて「小蔵」とはとても云えない活況のようだ。テレビ番組になるくらいだもんな。

で、この「隠し酒」、醸造アルコールも添加された本醸造だが、嫌みの無いあっさり感と上品な甘味が特徴。
ラベルを読まなきゃ純米、それもかなり程度の良い純米酒と間違えそうなくらい。
三回に一回買っても良いくらい良い出来なのだ。

飛騨と云えば、冬は雪深いところだろう。
酒はやはり、冬寒い地方に限ると思う。
そもそも原料の米は寒すぎても問題だが、暑過ぎるより寒いくらいの地方の方が水が良い。
米処と酒処は重なると思う。流通の発達した現代でもね、

冷やですごく旨いので、見かけたらまた1本ストックしておきたい。

神亀 純米酒

神亀_純米酒
埼玉県蓮田市の神亀純米だ。

日頃からの持論だと、蓮田の辺りは昔ならいざ知らず現代では不向きなはず。
「金婚」の豊島酒造の件でも書いてるはずだが、都市化された地域では水も気温も酒造りには向かず旨い酒はまずできない。
この純米酒、雑味が多くコクも無い。ダメだなぁ〜
元々がこの酒は安価なんだけど、1000円前後のこの価格帯がおそらくは主流なはずで、それが旨くないと不味いのだ・・・(;^_^

手造りを謳い、特約店向けの酒として出荷しているこの酒がこの程度のレベルでは「神亀」の先行きは危ないなぁ〜

春雨八年古酒

春雨八年古酒
春雨八年古酒・・・!

普段、焼酎はそこそこ・・・泡盛はほとんど飲まない。
まぁ、住まいの近くじゃ入手困難なわけでね。

甘くなくさっぱりしていて、度数の高い酒が飲みたいときに買ってくる。
最近では「黒霧島」、ちょっと前では「神の河」くらいなものか。
悪いとは思ってないが、蒸留酒としてウイスキーほどにコクと味わいがあるわけではない。
蒸留酒を飲むならば、自分の趣味としてはウイスキーかなぁ〜と・・・

半年ほど前に、都内に住む姉から「あんた、泡盛飲む?」と訊かれもらってきたのがこれだ。
うちの姉は「私の身体には、ワインの血が流れているのよ」女なのだ。
それも「ブルゴーニュ」限定・・・
って事で、泡盛なんか口にしない、もったいない女です。

姉にして、他人からもらったもので、もらった事自体かれこれ5〜6年経つのではないか?
ネットで調べると、このラベルの「春雨」はもうしばらく前に無くなっていたような・・・調べたのがちょっと前の事で、もう忘れた・・・
って事は、ネットの某酒店で云うところの一三年以上古酒になるのかな?
これが相場だと、四合瓶で6000円!!
バカ言ってんじゃないよぉぉぉぉぉ〜!

ちょっと、しばらく前、焼酎ブームが起きたときに「森伊蔵」や「魔王」が一升瓶で何万円もプレミアがついた事は知っている。
いまだに、たかが酒に何万も付ける狂乱物価かよっ!おかしんじゃねぇ・・・?

なぜおかしいと思うのか?
うちには、同じ春雨の「十五年古酒」もあるのだ。
これも四合瓶だが、ネットでチラッと調べると2万円以上の値段が付いているっ!
じょ〜だんじゃねぇよぉ〜
清酒なら、同じ値段でもっと旨い酒が何本も変えるっ・・・!
そうです、今さら云うまでもないが、ポン酒飲みなのだ!・・・ビールも好きだけど。

春雨八年古酒は、それはまろやかでさっぱりしていて飲み易い。
でも、華やかな香りだとか味わいだとか・・・無い。
何年も寝かせた古酒ならば、本来そうした味わいが出るものだ・・・木の樽で寝かせたらね。
泡盛は、昔訊いたところ、磁器だかの瓶に入れて熟成させるだろう。
だから、何年寝かせてもまろやかにはなるがコクは生まれない。
焼き物の瓶で熟成するのは焼酎も同じだろう?

原材料は同じで、醸造・蒸留の仕組みなんかが結構似ている「ビール→ウイスキー」「ワイン→ブランデー」の図式と比べると、熟成古酒らしさは焼酎・泡盛のものよりポン酒の古酒の方が熟成酒っぽい。
なんか、米を使った泡盛でもポン酒とは世界が遠いな。

銘柄を買える楽しみが、他の酒と比べると薄い焼酎・泡盛はちょっと変わった酒なのかも知れない。

いくら高かろうが、いくら泡盛古酒の味が分からなかろうが、
月末には十五年古酒(たぶん二十年以上古酒)、飲んじゃうもんね・・・・!

米の凛 大吟醸

米の凛_大吟醸
「米の凛」大吟醸、北関酒造・・・聞いた事無い・・・(”>_<)っ

精米歩合50%、大吟醸としてはあまり磨いてる方ではない。
それだけに適度な甘味を感じて飲み易い。
純米ではないので、醸造アルコールを使用していてそのアルコール感がわずかに感じる。
本来ならば「純米」が何にしても良いのだろうが、土地も水も良くないのに純米だけにこだわっても旨い酒にはならないのは過去の酒たちの素性で良く判る。

良い米と水選びがら、上手に融米して醸造する。言葉にすると簡単な酒造りだが、結局どこで作るかと云う土地選び・・・と云うより、創業の地であっても都市化に因って土地が酒造りに向かなくなれば、蔵を移転する選択も必要に思える。
移転が無理なら、閉蔵する決断も必要なのかも知れない。
おそらくは、向かない土地で作った酒が、自分の蔵の酒が旨くない事は蔵人ならば誰でも知ってるはず。
「旨くない」と知っていながら、作って売る。良心の問題にもなるか?

北関酒造は栃木県栃木市内にある。
栃木市は県名を冠しながら県庁所在地ではない。
栃木県の県庁は、餃子でも有名な宇都宮市にあるわけで、この矛盾にはいかなる理由が?
まぁ、栃木県の謎はさて置き・・・こう云っちゃ何ですが、栃木市となると田舎感は強い。
って事は、上記の酒造りの向き不向きからすると、山も近いし田舎だし・・・向いてると思える。
「鳳凰美田」の名前なんか聞いたひにゃ、栃木県は酒の旨い土地と思ってしまう。勘違い?

大吟醸だけに口あたり良しなのだが、あまり磨き過ぎず米の風味を残していながらさっぱりしている。
度数調整もされているから、しっかりアルコール感もあり酒らしさ充分!
冷やで旨いなぁ〜!この冬場なら、おでん喰いながら、って云うのが関東人の飲み方かな?

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日本酒とラーメンの食録を、たまに映画やその他諸々の事を自分の好き嫌いではなく客観的に記録して行くつもり。


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