@酒とラーメンの日々

≫2013年11月

鳳陽 純米吟醸

鳳陽・純米吟醸
先日、飯田橋のホテルで模様された秋の「吟醸酒を楽しむ会」に行って来た。
5月の春と合わせて、もう何回行った事か?酒好きは飽きる事がない。

リーマンショックのせいか、一時途絶えていた「吟醸酒のお土産」が復活し、今回いただいたのがこの鳳陽。
失礼ながら、いただいたと云っても料金の内だろうし、その以前は一升瓶だった。今回は四合瓶である事を考えると景気回復は道半ばと云うところ。
会費5000円で、酒肴付に四合瓶のお土産付。会場では飲み放題(これは蔵元の宣伝費に計上していただきたい)だからこれで"とんとん"と云う感じか?
お土産の純米吟醸は、見た目も呑み口もだいたい1200〜1700円くらいだと推測したら、箱付で1785円・・・!当らないとも遠からず・・・!ちょっと安く見過ぎましたかね。

この会も、開始以来着実に来場者を増やしてきた感じだがここ数年は安定的?
まぁ、あまり増え過ぎても開場の設定に困るだろうから今年くらいが丁度なのかも。
ただまぁ、クレーム的に云える事は、日本酒にのみ慣れない「流行ってるから来た」的やからが多い事。
開場30分前から受付は開始され、直ぐに酒肴(各蔵元が持ち回りで当地の珍味を持ち寄る)が配布されるが、開場後いつまでも酒肴の枡を持ち歩き、通路の真ん中で立ち止まり、酒蔵のカウンター前を占領し・・・大人のマナーをちつとは考えてもらいたいものだ。
更には、寄って来ると酒杯を中身が入ったままで振り回す・・・!
だから世間では「酔っぱらいは厄介者」と呼ばれるんだなぁ〜

この「鳳陽」は、宮城県最古の造り蔵で創業寛文元年(1661年)と云う。創業342年目!
あの浦霞より古いんだ・・・って、数字の問題だけで、浦霞は宮城を誇る酒なのだ。昔から大好きです。

今回もらってきた鳳陽の純米吟醸酒。蔵元が自信を持って持参した酒なのだから悪かろうはずはない。はずなのだが・・・
持ち帰った翌日の晩、早速封を開けてみる。
まずはひと口・・・。
雑味と云うわけではないが、ちょっとしたエグミのような味がする。
決して嫌な味わいではないが、これまで味わった事の無い舌触り。
正直な感想としては、嫌ではないが好ましくもない。だ。
で、開封後約一週間、冷蔵庫に寝かいておいてみた。
色合いは、普通の純米酒のように濃くなり、味はまろやかに変化。
最前の違和感を感ずる風味は消えている。

ワインは葡萄の醸造酒。"酒"は米の醸造酒。
赤ワインの場合、空気に多く触れさせ多少参加させると風味が増しまろやかになる。
この鳳陽もそのクチ??
結果として、このチャレンジは正解だったので結果オーライなのだが、聞いた事も無いこの手口、誰か解明してないものか?
つくづく日本酒は、まだまだ奥が深いなぁ〜と感じた1本だった。

大七・純米 生酛

大七・純米生酛
なんたらが選ぶ(…もう忘れてる…)ランキングとかで1位になった酒。
昔ながらの生酛造りでどこまで造れるかを試した酒とか。

開封直後はあくまでもまろやかで口あたりが柔らか。
純米ならでわのコクよりも、軽やかさが前面に出ている酒だ。
これならば吟醸じゃないとダメ!とか、吟醸香が嫌いとか・・・まぁ、贅沢ばっかの人は世の中にいるわけで・・・それらわがままな人にも受け入れられるかも知れない。

開封後は、冷蔵庫に入れて保存しても段々と酸味を増して行くから、開封直後の風味が気に入った人は飲みきる覚悟がいる。
ランキング1位と云っても、そんなに高価な酒ではないからいろいろ試してみるのも良いかも知れない。

高尾山 純米酒

中村酒造 純米酒・高尾山
久々、東京の酒だ。
あきる野市の中村酒造謹製、純米酒高尾山。
日本酒の風味の表現として"うすい"と云うのは的確ではない。
"コクがない"と云う方が伝わり易いのかも知れないが、やはり"うすい"と云うのが自分としては正しい。水っぽいわけでなくうすいのだ。

純米酒と云えば、独特のコクと甘味にわずかな酸味、と云う感じなのだが、正直うすいのだ。
東京の酒で旨い酒にであった事がないなぁ〜
水が特に悪いわけではないだろう。気温とか湿度の変化が、近年特に激しくなった・・・要は酒造りに難しい環境になって来たと云う事か。
昔から、特に多摩地区には酒蔵は多かった。時代が下るごとに徐々に減っては来ても、有名なところでは東村山の豊島酒造や奥多摩の小澤酒造は今でも活発なよう。
入手し易い小沢の澤の井も、銘柄にもよるが悪くない酒を毎年作っている。
ただ、生き残っている小さな酒蔵があまり良くない。

雑味の多い酒も多いが、今回の"高尾山"はうすいだけで雑味はない。だから"すうい"のだね。
地元愛ってモノもあるわけで、同じ飲むなら普段はできれば地元東京の酒蔵のものが良い。
頑張って下さい東京の酒蔵!

桃川・純米吟醸

桃川・純吟
青森地元の友人に云わすと「桃川は普段のみだからねぇ〜特別な日は田酒でしょ」なんて云う事らしい・・・らしかった。
しかしまぁ、近年この立場は逆転している。
ここ数年、田酒を飲んでも・・・旨くないと、良くない評判しか聞かない。
西田酒造店は、その評判にあぐらをか掻いてるんじゃないですかね?
それに比べて、最近の桃川は凄く良い。
吟醸酒の会などに持ち込んでくるものは当たり前、一般小売りで手に入るこの酒だった悪くないどころかかなり出来が良い。
端麗であり辛口で雑味一切無し。わずかな酸味が風味を締めてちょうど良い。
冷酒好きの自分にはぴったりだなぁ〜

1000円ちょっとで買えるこの酒が、近所で入手できれば本当に幸せなんだが・・・ヒマができたら年末年始用に探しに行こう!

常きげん・純米

常きげん・純米
知る人ぞ知る、石川県の「常きげん」

鹿野酒造と云う蔵元名より有名かも知れないこの酒は、農口尚彦氏の功績に拠るところなのだろう。
糧食用の米と酒造用の米が別にあるにしても、米作りは寒い土地の方が向いているのは産地を見れば一目瞭然。より北の地方に多く、尚かつ山沿いが多い。「氷室づくり」なんて名前もあるくらい、冬の厳しい土地を連想させる。
菊姫を退社した農口氏が、戦後長く衰退していた静岡の酒蔵を再建したとか、請われて鹿野酒造に招かれたとか、テレビ番組にもなったと思う。
この農口氏、評価する人としない人がはっきり分かれる。
実績からすると間違いないように思えるが、そこは酒の話し。他人の評価はあくまでも主観の問題。
自分で飲んでみて「旨いか不味いか」判断するしかない。
その農口氏が最後まで力を入れていた「常きげん」は、長く飲んでみたいと思っていた酒だ。
しかし、なかなかお値段方がお高くて手が出なかった。そもそも近所で取り扱いがなかったしねぇ

すでに昨年だかに、農口氏は本当の引退をされたそうで、今の時期出ているのはそのお弟子さんが杜氏を勤めたもの。
だから農口杜氏の農口流の酒なんだろうが、かなりリーズナブルな酒なので買ってみた。

見た目も風味も純米のそれなのだが、舌全体で感ずるこの酒の"味"がかなり独特。
はっきり言ってひと口目「旨い」と感じない。でも不味いわけでもない。
今までの日本酒では味わった事がない。
薬のようで薬じゃないような風味?表現に困る風味なのだ。
ウチの嫁さんからすると「燗すると美味しい」そうで、確かに冷蔵から室温近くまで暖まってきたものの方がクセが消え旨くなったように思える。
ただ、あくまでも冷酒状態ではクセの方が強く、旨いと思えるほどではない。
最後の一合分くらいをぬる燗くらいにして飲んでみないと結論が出ない。

もう一度この銘柄か、鹿野酒造得意の山廃か、加えて元々の菊姫も合わせて手に入れて再チャレンジしてみたい。そんな感じだった。

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日本酒とラーメンの食録を、たまに映画やその他諸々の事を自分の好き嫌いではなく客観的に記録して行くつもり。


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