@酒とラーメンの日々

≫2012年09月

贄門島…ならぬ仁右衛門島

南総太海の名勝「仁右衛門島」
太海_仁右衛門島_01
手元に本が無いので記憶を頼りだが、推理作家・内田康夫氏の小説「贄門島」の舞台となったと思われる贄門島へ行って来た。
これだけそっくりな当て字に加え、立地がまったく同じ。まずモデルである事は間違いないと断定して良いと思う。
ただし小説では、同じ外房でも太海より更に南の千倉を「和倉」と称し、その沖合に「贄門島」は浮かんでいる事になっていたと思う。
まぁ、どう云うつもりで置き換えをしたのかは想像付かないが…

行ったのはつい先日の連休の事。
2日前と云う直近の誘いだったが、場所がある意味馴染みのある…読んだ事のある小説の舞台と云う事で即断し、雑用を片付けズタバッグに3日分の着替えとポン酒四合瓶2本を放り込み、いざ「特急わかしお」で安房鴨川へ!
台風接近中だったんで天気が心配だったんだけどねぇ〜本州を逸れてくれたんで、海は荒れていたけど天気は何とか保ちました。

太海に行くには、通常外房線の特急わかしおに乗ると良い。
終点の安房鴨川からは各停で一駅目。都内からは2時間強から3時間の距離だ。
ただ、太海駅自体は内房線だから?安房鴨川からの接続は悪く、特急到着後、乗り継ぎにたいてい20分程度は待たされる。
今回は、前日に先乗りしていた友人の車でお迎えしてもらい、乗り継ぎの各停が来る頃には太海の民宿に入る事が出来た。
太海の海
太海の海は俺の海♪と思ってるサーファーは多いんだろうなぁ。
この日は台風の余波で荒れていたけれど、サーフィンするのに手頃そうな海と浜に見えた。
実際、2晩逗留した宿は若いサーファーの客も多いらしい。砂落としの設備がしっかりしていた。
加えて、若者は結構傍若無人?宿の規則の細かさと云ったら!
やれ、風呂は9時までだとか10時過ぎたら静かにしろとか、これは釣り客相手か?クーラーボックスは玄関の三和土に置き部屋に上げるなとか…それ以外にも細々細々…
こちとらガキじゃないんだから、放っといたってキレイに使うよ。
おばちゃん独りの経営で、事細かくないとやってられないのだろう。気は良い人なので許せちゃいましたがね。
ただし、2晩で一升瓶一本に四合瓶3本。カップ酒・缶ビールは無数…
おばちゃんに酒量を呆れられてしまいました。漁師はもっと飲むだろう?
ただまぁ「これだけ飲んでも静かで暴れない…」つて事でかな?
酒癖は悪くないのだ。上品な生まれなもんでね(^_^;
若者よ、実家と同じ振るまいじゃ困るのだ。赤の他人も泊まってる。はいはいと始末してくれる母ちゃんはいないのだぞ。

太海_仁右衛門島_02
仁右衛門島へは、櫓漕ぎの船が渡してくれる。
モーター付きじゃない理由は写真を見れば一目瞭然。
左が港で、真ん中のが堤防。右の方へ続く黄色い岩が仁右衛門島なのだ。
最も近いところでは、陸と島の間は20mほどしか無い。モーター付きじゃ、エンジンが掛かったとたん到着してしまう。風情も無くなるしねぇ〜
太海_渡し船

当初は島へ渡ろうと考えていたが、実際に見てみて予定変更。
渡し賃が1350円。観覧料と称しているが、船に乗らなきゃ島へは渡れないから否応無し。
島の小ささに、ちょっと引けてしまい渡島は止めにした。
面積は30000平米と云うから、細長い島の形状から250×120mほどの大きさ?
郊外の小中学校の敷地をちょっと広くしたくらい。
山も林もあるから歩ける場所は限られ、昔の島主の住居と神社くらいしか見所はない。
やはり、1350円は高過ぎるなぁ〜

堤防釣りの友人の釣果を待ちつつ写真撮影。
釣りの方はボウズだったが、実景と地図を見比べて気付いたのは事がある。
かつて仁右衛門島は、太海の町の方とは地続きだったのだろう。
地図で見ると、太海のこの辺りは小さいながら太平洋に突き出る半島のようにも見える。
町と島の間の低い土地が、地震等理由は分からぬが分断され波に洗われ浸食されれば現在のような地形になって不思議は無い。

気付いた事がもうひとつ。
この港には、やたらと鳶が飛んでいる。絶えず上空を半ダース以上の鳶が飛ぶ。
狭隘な土地の町だから、山が直ぐ近くまで迫っているのは分かるのだが、今までここまでここまで多い土地は見た事が無い。
太海_鳶

仁右衛門島は半日で見て回れそう。
釣りかサーフィンでもしない限り、太海は海水浴だけじゃ2日目には飽きが来そうなほど狭くて何も無い街だった。
何も無いならそれはそれ、宿で日がな一日ボ〜ッとしてるのも良いんですけどね…

箸墓幻想 by TBS

沢村一樹版「箸墓幻想」の一コマ
箸墓幻想_01

原作の小説もそうだが、TVのドラマも30年近く前の杉下右京…もとい、水谷豊主演の頃から観ている。
唯一と云って良いのか分からぬが、観ていないのは篠田三郎版だけか?

同じ日に2回描く事も、浅見光彦絡みで書く事も初めての事だが、古くからのファンではある。
今回は、たまたま録画してあった「箸墓幻想」をディスクに落とすために編集中、まったく知らない人のだがブログの感想を読み、それなら自分もと思い立ち書いてみる。

本編をとやかく言う前に、前提として思うのは、2時間未満のTVドラマでぶ厚い方の部類に入る原作小説を映像化するのは無理なのだ。
過去の作品を観て来て思うのは、テレビの単発ドラマではどんなに上手に作ったところで、ダイジェスト版にしかならず結局は内容が薄まり原作とは違う話となるのは仕方が無い事。
本作にしても、最低連続5回くらいのシリーズにしなければ描ききれまい。

原作は、文庫本が出て直ぐ読んでそれ以来の事。今回のドラマに合わせて読み直しなどしていない。素直にドラマの出来がどうか?それを判断してみた。
原作を読んで数年、ほぼイメージが残っていないので新鮮なイメージで観る事が出来たが、結論としては駆け足の展開ながら良くできていたのではないかと云う事。
老境に差しかかった女性の妄執が、軽く往なされてしまうのも尺の長さからしかたが無い。
セリフと云うセリフが、要点だけ残しこれでもかと云う勢いで削り落とされているように思う。
脚本家も演出家も、相当に苦労している事に間違いない。
それでも、人の情感や思い…思い込みと自分勝手さ、若さ故の未熟さ等人生の難しさを感じさせる脚本にはなっている。

おそらく、年若かったり未熟な考えの人間には理解し難い部分が多かったと思える。
島本須美の代わりに、クラリスの声を当てられるような美声の松原智恵子や草笛光子の演技が光り、北村総一朗のぼくとつさもいい味を出していた。
箸墓幻想_02
今回のヒロインは、本シリーズには珍しく単なる花を添えるだけの役(写真左)。
通常、被害者遺族だったりするシリーズのパターンから外れ、若々しく陽気なキャラは別な意味で魅力的。
本来は、演技力を要求されない役所の"為保有里"役を無難にこなしていたと思う。
尺の都合か、光彦に迫るシーンは大幅にカットされ、本当に添え物になったのは可哀想か?

四十を超えて久しい沢村の卒業作には"地味"とも思う人がいるが、かえって地味ながら光彦のキャラクター性を良く出した作品になっていると思う。
光彦が"第二の父"とし慕う考古学者を、身勝手な、それも勘違いから発した妄執のために毒殺されたと云うのに、最後まで犯人を裁く態度を取れない優しさ…それを優しさと云って良いか分からぬが、ある意味警察が、裁判所が、社会が差し挟む要素はない。個が個を諭す情感がそこにあり、らしい決着だった。
まぁ、現実の社会としてはどれだけテレビを観ていても、情感を信じられるような殺人犯は万が一にもいない。だからリアルな感情としては「嘘っぱちな話し」としかならないが、それはそれ、お話だからね。こんな話があっていい。

結論として、短編小説以外は単発ドラマとしては長すぎて、ドラマを原作と比較して語ること事態が大間違い。別物として評価しなければいけないと云うことだ。
そんなテレビドラマの光彦役者として沢村は適任だった。
榎木のような変質的重すぎさは無く、辰巳のような大根でもない。中村のようなメリハリの無い演技ではないちょうど良さ。
本作をもって卒業の沢村に代わり、速水もこみちが光彦を演ずるそうだが、なんか落差が大きすぎるように思え心配!
これを機会にと云ったらおかしいが、フジテレビの方は演技力のある役者に差し替えてもらうわけにはいかないだろうか?

一笑らーめん

一笑らーめん_東伏見
先日、西武新宿線東伏見駅北口直ぐにある「一笑らーめん 東伏見店」へ行って来た。
東伏見店と云うから、チェーン店のように思うが他の場所で見たことは無い。

スープはとんこつベースで、いわゆる博多風のラーメンを出す店だが、トッピング等は東京の中華そば風で博多ラーメンには見えない。
一笑らーめん_黒一笑
これに鳴戸巻きとゆで卵がトッピングされたら「中華そば」ですな。

麺も中細、やや縮れ麺で中華そばっぽいが、厨房奥にはバリカタから始まる茹で加減指定用の張り紙があったりで、ご当地ラーメンの域をわざと外してその地域にとけ込もうとしてるのかも知れない。

スープは、長時間かけてじっくり煮込んだとんこつスープ。
臭みが無くマイルドで、非常に口あたりは良いが最後の方になるとちょっと塩っぱさが強くなる。
絶えず混ぜながら食べれば解消されるかも知れない。

隣の駅の武蔵関が長く地元駅だったが、いわゆる中華屋さんはあってもラーメン屋と本格さを示した店はほぼ全滅の駅前だった。
隣駅と云えども、昔からあると知っていれば通っていたところだが、こんかい一笑へ行った理由のひとつが実家の引き払いのため。
すでに屋内はもぬけの殻状態に近く、最後の片付けに通っている最中だから台所で飯作りが出来る状態ではない。
そのため、せっかく外食するならば「旨いラーメン屋は無いか?」と探し出したのがこの一笑らーめん。
現在の住まい近くの東久留米は結構なラーメン激戦区らしいし、実際に〇〇らーめんと名のつく店は多い。
自宅近くがこの状況だと、わざわざ東伏見(久留米と伏見、紛らわしい)まで遠征しないだろうなぁ〜
一笑ラーメンは決して悪くない。地域ナンバーワンじゃ無いだけだ。
もう少し早く発見し、何度か通い全メニューを試してみたかった。
そんな名残惜しさをもてる店だった。

マツモトツヨシ

マツモトツヨシ_極上ラーメン+ミニチャーシュー丼
保谷のマツモトツヨシの極上ら〜めんとミニチャーシュー丼のセット。

現在の住まいから、実家へ行く途中…ポタリングの途中などには最適な中間位置にこのラーメン屋はあるので過去数度お世話になった事がある。が、行くたびにメニューの内容が変わり、昔あったルビーだエメラルドだ変な名前のメニューは姿を消していた。

今回は前回にもあった「極上ラーメン」とミニチャーシュー丼のセットを注文。丼はレギュラーサイズもある。
マツモトツヨシ_極上味玉らーめん
前回食べた「極上味玉ら〜めん」
味玉がトッピングされているだけで内容的には変わらないはずだが、見た目スープの色が違うように思う。
違う時期に撮影した写真だから、PCでの処理によって色は変わっているかも知れない。
もしかしたら前回食べた時とは味も変わっているかも知れないが、印象としては残っていない。
今回の極上ら〜めんに関して云うと、甘味もあるが少々塩っぱめかな?
醤油ラーメンと云うよりは塩ラーメンに近い風味で、おそらくは獣系…トリガラ出しと思われる風味。
セットとはいえ麺の量は少なく、ミニチャーシュー丼と合わせてようやく一人前の量か?
セットで800円台だったと思うが、値段的には量・味合わせてお得感はあまり感じない。
量が少なく、特に旨いとも感じないラーメンではね。

当日は、昼ちょっと前だったが行列は無く、後から来る客もドカ関係の人ばかり。
ラーメン好きの人間が通う店ではない。今回の感想はこれだ。

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日本酒とラーメンの食録を、たまに映画やその他諸々の事を自分の好き嫌いではなく客観的に記録して行くつもり。


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