@酒とラーメンの日々

≫2010年03月

渓流朝しぼり大吟醸生原酒

渓流朝しぼり大吟醸生原酒
過去に二度は取り上げた、長野県の遠藤酒造場が創業140年を迎えた。記念酒は、渓流の吟醸にそう銘を打たれ店頭に並んでいる。
酒蔵を訪ねた事も無いし、銘柄としても今回が三種類目? そんなに詳しいわけではないが、渓流朝しぼりの出品貯蔵酒は店頭に並ぶとかなりの率で買い占めしている。出荷本数がナンバーリングされているこの銘柄、記憶によるとXXX/3000だか、XXX/6000くらい? そのうち1ダースは自分が飲んでます。
今回のこの「大吟醸生原酒」はロットナンバーが刻印されていないので分からないが、要予約限定品とあるので出荷本数は限られているはず。瓶詰めされたのが今年の2/26。購入日が一昨日3/8。瓶詰め後、10日目の若い酒を呑んだのは始めてだ。

遠藤の酒はもともと度数が高い。醸造アルコールが添加されているからだ。しかし、酒本体と良く馴染み、アルコール臭さが無い。この大吟醸生原酒も、度数が18%と高く醸造アルコールが添加されている。
ポン酒を呑みだして、年数の無い人たちは「えっ! 大吟醸なのに醸造アルコール!?」と叫ぶ人も多いかも知れぬ。だが、純米と書かれていない以上醸造アルコールが添加されていてもおかしくないのだ。
純米だろうが醸造アルコール添加だろうが、酒としてのバランスが取れていなければ意味が無い。そうした意味で、市場に出回る純米大吟醸の多くは、香りは良いがどこか水っぽい酒が多く、遠藤のこの酒にはかなわない。
大吟醸である以上、香り高く米の旨味を充分に出し切っていなければ名前が廃る。醸造アルコールを使用するという事は、どこか一部分にしろ誤摩化しがあるのかも知れないが、バランスと云う面で遠藤の酒たちはまじめな酒だと思える。遠藤酒造場の杜氏、勝山氏の一貫した意識を感じられるという事だ。

この大吟醸生原酒、大吟醸だけに香り高く遠藤の酒らしい糖度の高さも感じる。あっさりした口当たりながら、後々までコクが残る。そんな酒だ。しっかり磨かれた米、雑菌が繁殖する事無く米こうじのみが菌糸を伸ばし、良く融米された米から出来た「酒」本来の味を感ずる。
底なしの呑ん兵衛にお勧めなのが、価格である。いつも、市価よりおおよそ20?30%安い店で買っているから、定価販売ならば1300円ほどでこの大吟醸生原酒が手に入る。この呑み応えでこの価格は、ほかの酒蔵の酒ではあり得ない。ネット通販でも良いから、市場にある限り入手したい酒だ。

わくわくダイニング

わらえもん
清瀬市のある路地裏に「わらえもん」と云う店がある。夕方5時に開く店なので居酒屋と云って良いのだが、わくわくダイニングである。マスターがそう望んでいるのだろうからそうなのだ。
初めて訪れたのは、半年近く前の昨年の9月末。開店が昨年の5月と云うから、店の料理の味も安定して来た頃か? 酒好きの自分としてはポン酒が2種類「上喜元」と「鍋島」しかないのは玉にキズ。でもマスターのけんちゃんが下戸とあっては仕方なし。奥さんのひとみちゃんはいける口だそうだが…

夫婦二人で経営、狭い店舗に狭い厨房なのでメニューの種類は少ない。しかし、素材にこだわりのあるマスターとあっては無闇にメニューを増やすのは良い方法とは思えない。真っ当な経営方針だと思う。事実、初めて入った日から4回くらいは「ポテトサラダ」が出来なかった。わらえもんのポテトサラダに最適なじゃがいも「きたあかり」の良いものが手に入らなかったからだと云う。牛スジ豆腐も旨いメニューだが、これもやはり良いスジの入手が叶わないとメニューから外れる。気難しいちゃ気難しいのだろうけど、これくらいこだわらなければ個人営業の店の意気地がない。
清瀬に限らず、郊外の小さな店でやたら無国籍で多彩なメニューを出す店はある。しかしそのほとんどは一品一品個性の無い、一度頼んだら二度目がないものが多い。要はメニューの賑やかしなのだ。
あえて少なめのメニューで勝負する「わらえもん」は一品一品に勝負をかけているのだろう。だから何度もリピートする料理があるのだ。

今後も変わらず、一品で勝負をかける店であって欲しい。清瀬の路地裏にある、隠れた名店「わらえもん」だ。

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渓流蔵囲い

渓流蔵囲い
いつも呑んでる長野県の遠藤酒造場の渓流。その「蔵囲い」。
今年で遠藤酒造場は創業140周年だそうで、めでたい!! 加えて、この「蔵囲い」は昨年のモンドセレクションで金賞を受賞したそうな。Wめでたい!!

「渓流」と云うのは遠藤の主銘柄だが、過去3種類呑んでいる。今回の「蔵囲い」は、このブログの最初の頃取り上げた「渓流」の吟醸に近い味わいか?? 遠藤独特の濃厚さを残しながら、口当たりをサラリとさせた万人向けの仕上がりになっているように思う。
それにしても、この遠藤酒造場は醸造アルコールの使い方が上手い。当然ながら「純米」と銘打たれたものは純米で、焼酎メインながらポン酒もプチブームの昨今、純米と銘打った方が売れるわけなのだが遠藤はそれを売り文句にしていないように思うし、出来具合が毎年安定している。純米にこだわるあまり、銘酒を迷酒にしてしまった酒蔵が多い中では異色の存在か?
昔ながらの濃厚な口当たりの銘柄が多いが、その濃厚さの中に繊細な個性を潜ませる酒が遠藤の酒だ。毎年、どの銘柄でも不安に思うことなく安心して買える。そんな酒たちだ。

ちなみにこの「蔵囲い」は、近所のスーパーで600円弱で買った。安い!!

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日本酒とラーメンの食録を、たまに映画やその他諸々の事を自分の好き嫌いではなく客観的に記録して行くつもり。


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