@酒とラーメンの日々

≫2009年11月

山廃ひやおろし

末廣山廃ひやおろし
「末廣山廃ひやおろし」を呑んだ。
酒蔵の末廣は会津若松市内、JRの駅からもさほど遠くない土地にある。近隣には榮川酒造、「中将」で最近有名な鶴乃江酒造や宮泉銘醸、喜多方には会津誉の酒蔵もあり全国的な酒の町だ。
近年…と云っても、この世界においては久しい話しでもあるが、ラベルに銘されるようになった「山廃」と「ひやおろし」、いままで聞いた事はあっても呑む専門で意味も考えた事はなかったが、山廃と銘する酒にコクのある旨い酒が多いな、と思った事で調べてみた。
酒造りのひとつ、生酛作りにあって米を水と合わせ融米する過程が、近代に機械化され人力を必要としなくなった事。合わせてその行程に必須の酒母の特性から山廃仕込にアミノ酸が多く含まれ、それがコクと旨味に通ずると云う事だ。
新米収穫の後、秋から冬に醸造され夏前に出荷されるのが新酒とされ、「ひやおろとし」は低温を保った蔵で熟成され秋口に瓶詰め出荷されたものだ。高温を避け瓶詰めされている事から、加熱殺菌処理されず「冷たいまま」なため「ひやおろし」と称される。
それ故、新酒のような香りとひと夏越したゆえの熟成感が特徴となり旨い酒の指標ともなるようだ。

で、呑んだ感想。雑味はあるが気になるほどではない。純米ゆえのまったり感? のどの奥の方に旨味が残るような酒だ。
昨今、流行のように作られた純米酒と違い、水っぽさは皆無でいかにも古くからの日本酒然とした風味は、冷やから燗酒まで幅広く合いそうだ。

ぽんこつや

ぽんこつ_塩
2度目の登場、飯能のぽんこつや。
以前は「スーパーぽんこつラーメン」だったと思うが、今回はいつも食べてる「ぽんこつラーメン」の塩を書く。
飯能へは仕事の都合で、アバウトだが月に一度程度行く。その際必ず立ち寄るのが、この「ぽんこつや」だ。通常は行きか帰りか一回、多いと往復とも立ち寄る事があり、過去何杯食した事か? ともかく、一番通う回数の多い店だ。
博多風を標榜する店のはずだが、博多へ云って本場物を食べた事がないので博多ラーメンと違うのかどうなのか、まったく分からぬが関東の人間の舌にはぴったり来る味である事は間違いない。豚骨の甘味とぴりっと感じる塩味のアクセントにはまる。もちろん豚骨臭さは皆無だ。

先月10月に一週間以上かけて店内改装していて食べる事が出来ず、今回はほぼ2ヶ月ぶりとなる。以前は厨房を囲んで逆L字型のカウンター13席だったものが、一部カウンターを延長? 加えて4人掛けのテーブルが増え計18席?
飯能では結構古い店だし、昼夕の食事時間帯はかなり混雑し行列もできる店なので、席を増やす事は儲かってる証拠?
昨年のリーマンショックによる諸原価の高騰の影響で、春先に各ラーメンを50円ほど値上げした。が、今回の改装を期に、もとの価格に戻しメニューを刷新した模様。以前書いたスーパーが無くなり、同内容のトッピングのままメニュー名がぽんこつラーメンへ変わった。要するに、ぽんこつラーメンの値段でスーパーぽんこつラーメンが食べられるようになったと云う事。スーパーからぽんこつへ、値段にして50円以上の値下げと同じ事だ。かなり良心的な設定かな?
ここのラーメンは、話しで聞く博多ラーメンとは違いトッピングが豊富だ。もちろんトッピングがほとんどないベーシックなとんこつラーメンと云うメニューもあるが、200円程度プラスすれば内容的には単品注文の300?400円分のトッピングが乗るぽんこつラーメンを注文しないわけに行かない。

ネット上に多数存在するグメルサイトで「こんなの博多ラーメンじゃない」とか「豚骨が臭い」と宣うわけの分からん人がいるが、もとから店は博多にあるわけじゃない、埼玉県飯能市あるのだ。
この店が豚骨臭いのであればその人は、今までどんなとんこつラーメンを食べたのだ? 過去のとんこつラーメンの方が偽物だったのでは? そう思える…なんか、以前にも同じ事を書いたような……
ただし、と云うところで今日は土曜日。いつものマスターはお休みなのか見慣れない店員さんが厨房に。どこか俳優の田中要次に似た雰囲気? なのだが「あるよっ」のセリフ的気の利いた感はなく、もっと声を出して欲しいところ。店長も無口な人なんだけど、それとは別物なんでね。
あと、バイト君が大変不慣れと云うか、客商売には向いてないと言うか、動きに無駄が多過ぎる。注文を取りに来た際に、となりの食後のどんぶりをついでに下げましょう。
2分前の注文を忘れ、出来上がったどんぶりを持って右往左往するのはやめましょう。
こういった事は、センスの問題で少々の経験では慣れません。嫌気の方が先に来て短期で辞めるのがおちだな。飲食店バイトの経験のあるものとしては、そう思えるのだった。

改装前と、ちょっとスープの口当たりに変化があるような気もしたが、2ヶ月ぶりでこっちの舌も怪しいもの。食ってやっぱり旨かった! って事で良しとしましょう。

アイバンラーメン

アイバンラーメン・塩
もう何年も前から、カップラーメンに有名店のラーメンを冠した製品がこれでもかと多数発売されてる。その内の半分くらいは購入食してきたと思うが、およそ目隠しされて「××のラーメン!!」と判るカップ麺に出会った事はない。似せているのかもしれないが、結論としては似て非なるものでしかない。しょせんはインスタント、麺質を捨ててかかってスープだけに焦点を絞っても、店で作っている方法と同じ製法はとれないだろうし、粉末にされた時点で味は変わる。液体スープでもおそらく変質するでしょう。
以前TVで、北海道の十勝のメーカーに、口にしたスープを全て再現できる職人みたいな人がいるという番組があった。観ていると、再現と云っても各種の化調を調合して似せているだけでしかない。実際に、そのメーカーのカップ麺を食べてみた事があるが、はっきりいって化調まみれ!! 有名店の再現には遠く及ばず、かえって普通のカップ麺より不味かった。

天然食材から出汁をとったスープを、化調の調合で再現できると云う考え方が間違っている。インスタント麺のメーカーが、もし有名ラーメン店のラーメンを再現したいのなら、全てを天然食材に由来した出汁をとるしかない。店ごと買い取り店主に作らせる? そんな事をしても、おそらく再現は出来まい。店主が買い取りに従い、同じスープを作るはずがない。そんな事をするくらいなら、自分の店を苦労して出し維持するはずはないだろうから…

で、このIvan Ramen。ニューヨーカーが作ったものと、まったく頭に浮かぶ事なく、節ベース、それもおそらく鰹節? 塩はやはり基本は魚介ベースのスープなのだ。スープを飲み干した後、どんぶりの底に残る粉状のものは魚粉に違いなく、上記したようないい加減なメーカーと違い、天然食材に材料を見いだしているよう。メーカーは、サッポロ一番で有名なサンヨー食品。インスタント麺においては、日清食品・明星食品と並んで老舗三羽烏と表して良いのではないか? マルちゃんの東洋水産とかあるが、御三家と云ったら「チキンラーメン・チャルメラ・サッポロ一番」これでしょう!!
(;^_^ アイバンの実店で食べた事がありません。だから、このカップ麺がどれだけ似ているか判りません。だが、カップ麺としてはそこそこ旨かった!

英君純米吟醸珠流河乃郷やわら

英君純米吟醸
「えいくん_するがのさと」と読むそうだ。名前が長いだけでなく、ラベル下の能書きも長い。
静岡の英君酒造の酒だが、古名である駿河は「水の豊富な流れ」を意味する言葉だそうで、桜野沢という湧水が仕込水になっているとか。清酒は水が命。米の作柄が悪い年は、どこの酒蔵に頼っても酒の出来は芳しくない。だが、水が悪い場合いくら米が良く杜氏が頑張っても旨い酒は出来ない。で、この純米吟醸は、サラッとした口当たりで今時の流行を感じさせる。
言葉の上での問題だが、サラッとし過ぎて純米酒感があまりしないのだ。吟醸酒特有のフルーティな香りも薄く、まるで水のよう…旨いんだが、そうじゃないんだか。

英君の名前は以前から聞き及びがある。静岡県という土地に酒のイメージが馴染んでいないといのが正直な感想で、ここ以外これといった酒蔵を聞いた事がない。XXXはどうじゃ!? と云われれば「ああっ、そこもありましたっけ」となりかねませんがね。
酒造好適米をどこからでも取り寄せられるようになったのは戦後のことか? 昔っから静岡が米所じゃないから酒蔵も少ない。こんなところか?
以前お会いした、甲州の七賢の社長さんも「地元の米は三割」なんておっしゃってたしね。今時の酒蔵は、米をいくらでも取り寄せられる。現代においては、米所うんぬんはあまり意味がない。
英君酒造、南部杜氏が仕切っているのだし「酒造りの好適地じゃない」と云う理由も成り立たぬ。問題があるとすれば、仕込んだ後の冬の寒さか? それにしては、高知県も静岡に負けず劣らず温暖な土地なのに銘酒が多いと聞く。う?む…
別の視点で考えるとなると、ひとつに流通の問題か? 同じ温暖な土地でも、高知の場合云っちゃ悪いが四国のどん詰まり! 平家の落人村も多いですから…
静岡の場合、天下の王道東海道!! 江戸時代以前からの流通の大動脈が通っているわけだから、西の灘や伏見からいくらでも酒を運べた!! 造るより、旨いのを運んだ方が手っ取り早い!! 違うのはここいらへん!?

いっぱい(一杯)の酒から、いろんな想像が湧いてくる。
日本酒と云っても、焼酎をほとんど呑まない僕としては、清酒に頑張ってもらいたいのだ。
フレーフレーえ・い・く・ん!!

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STARTREK

NCC-1701エンタープライズ
この夏まで上映していた、新作の劇場版スタートレックのDVDを購入した。付録にエンタープライズの模型が付いていたからだ。

それぞれ設定の違うシリーズ同士を比較することは出来ないが、ジェームス・T・カークが主人公の作品をTVからこの最新作まで比較して行くと、作品ごとにまったく別物であることが判る。ヴィジャーが登場する劇場版第一作は、むかしのTVシリーズとは作品の内容だけでなく、登場キャラクターのモチベーションからして別物だ。本作品は、設定からしてパラレルワールドー公開も終わりDVDも発売されたので、少々ネタバレになるかもしれないが内容を語るーの世界だから、同じ人物のはずがない。
演技はダイコンでも、どこか品のあったウィリアム・シャトナーと比べれば、とことん粗野なクリス・パイン。顔だちが似ていてジャストフィットなキャスティングのサッカリー・クイントは、TVシリーズのHERO'Sとは違う凶暴さを発揮してくれている。バルカン人なんですけどね、混血の証拠?
映画として成功したかはともかく、今後も長く続く人気作と考えた場合、新しい血を入れる作業としては成功していると思う。劇場用映画として、過去のSTARTREKシリーズのどれよりも出来は良い。旧作ファンの存在を無視できず、ニモイ・スポックを登場させざる終えなかったのは残念なところだが…

ストーリーの根幹は、長いシリーズだけに幅広い年齢層のファンがいるので、これ以上書かない。ただ一点、設定部として、エンタープライズが地上から飛び立つ姿が想像できない。スクリーン上でも描かれていない。やはり無理だよなぁ、あの形状では。ストーリーはともかくメカニカルなものを描いた部分では、かなり無理なシーンが多いのだ。書き出したら、あまりに多いので「沢山ある」とだけしておく。
キャラクターたちの活躍シーンは随所にあったの。相手は大物だったゆえ、エンタープライズが航宙艦としてあと少し派手な活躍をしてくれていたら。そう考えずにはいられなかった。トレッキーの一人として。

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日本酒とラーメンの食録を、たまに映画やその他諸々の事を自分の好き嫌いではなく客観的に記録して行くつもり。


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